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Posted by ブクログ 2017年12月14日
私には何が面白いのかを説明することはできない。それでも、とても面白く、(分量か少ないこともあるが)あっという間に読み終わった。
文体は、基本的には一人称。ただ、読んでいる途中で、いつのまにか語り手が変わっている。それでもなぜか違和感なくどんどん読める。
内容は不条理。カフカやカミュみたいには不安...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年05月20日
純文学的な小説かと思いきや前衛的。小説を書くって、誰かになることなんだと再認識した一冊だった。いとうせいこうさんの才能ほとばしる三扁が収録されている。
「今井さん」は、ちょっと暗いトーンがありつつも妙に落ち着くしっかりとした土台があって、不思議な魅力があった。
「鼻に挟み撃ち」は、時間と空間を超えた...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年06月19日
初読み作家さん。
文通相手と文通読書会しようと持ち掛け、その第一冊目に選んだ本。文庫本発売の時購入。表紙いいよね。
一応短編集の仲間に入るのかな。
『今井さん』
テープ起こしで生計をたてている鵜殿さんが編集者から「その場で話していない内容が書き足されているようだが」と電話を受けて、それについて、...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年05月29日
文通友だちさんからいただいた本です。
いとうせいこうさんの本を読むのは久しぶりですが、登場人物の語りにぐいっと惹き付けられました。面白かったです。
どの語りも奇妙でしたが、表題作が好きでした。
わたしも病で一時期マスク人間だったのですが、確かにあれは安心します。
誰でもない人になって、誰でもない人を...続きを読む
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