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バリ島の気さくな日本人大富豪・兄貴(丸尾孝俊さん)推薦! “博多の歴女”こと、白駒妃登美さんの講演はいつでもどこでも大好評! 「日本人に生まれてよかった」「こんな歴史の先生に出会いたかった」と涙する人続出です。その白駒さん。実は小さな頃から、人間の「運」についてずっと考えてきたといいます。 本書では、ご自身の「がん」からの奇跡的な回復という実体験を含め、人間の「運」についての長年の研究成果を、包み隠さず一挙公開です!
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Posted by ブクログ
知識は一代限り、感性は循環する 与えよ、さすれば与えられん 自分の成すべき事が見つからないうちは、他人の役に立つ事をする 「発展」には成長が伴う、祈るべきは「繁栄」 善悪の判断を行うことが、不幸の始まり 和を尊ぶとは、相手との共通項を見つける事から始まる 西洋的:目標やゴールを決めて、そ...続きを読むれに向かって頑張る 日本的:与えられた環境の中で自分のベストを尽くす 種族の繁栄の為に、自分を犠牲する自己犠牲の精神は西洋では珍しい 「だからこそ」という言葉によって、制約がポジティブに働く 敵を作らないことが本当の無敵
世の中には生まれつき運がいい人、運が悪い人がいるように見えることもあるけど、そうじゃない。運をつかむことができるか、逆に逃してしまうかの違いで、ブスッとした顔をしていては運は逃げてしまう。自分の機嫌くらい自分でとっていないと、いつも運に逃げられる人になってしまう。 そんなことをいつもお祖母ちゃんに...続きを読む言われながら育った、「博多の歴女」こと白駒妃登美さんの著書。 今の経営者が神社に行くと「商売繁盛」を祈願することが多いけど、江戸時代の経営者なら「諸国客衆繁盛」を祈願していた。それは、お客だけでなく、仕入れや取引先だけでもなく、全ての人が繁盛することを願うもの。自分のことだけじゃなく、みんなの幸せを祈っていたそうです。 また、目標のたて方で、よく自己啓発本に書いてあるような目標や夢を設定して、そこにたどり着くために階段を一歩一歩進んでいくのは欧米型。 たどり着く場所は二の次で、今目の前にあることに一生懸命取り組み、目の前にいる人を大切にしていくというのが日本型。前者では、自分で決めた目標までたどり着けば満足してしまうのに対して、後者では、自分を応援してくれる人も増え、気づいたときには、目標や夢を設定した場合よりもさらに高みに行けていることがある。 自分のことだけを考えるのではなく、全ての人を応援し、自分は目の前のことを大切にし続けることは、人の夢を叶えられたり、人を幸せにできたりする人で、そういう人こそ幸せな人だし、自分で限界をつくってしまう目標や夢以上の力を発揮する可能性が高い。 そんな生き方をしている人として「バリ島の兄貴」こと丸尾孝俊さんの生き方も紹介されていた。 他にも「ジョハリの窓」という心理学でよく使われている考え方も紹介されていた。人は四つの窓を持っている。それは自分も他人も知っている「開かれた窓」、自分は知っているけど他人は知らない「隠された窓」、自分は知らないけど他人は知っている「気づいていない窓」、自分も知らないし他人も知らない「未知の窓」。未知の窓にこそ可能性や潜在能力が眠っている。この未知の窓を少しでも開くには、誰かを助けたり、応援するために自分にできることを自己開示して精一杯取り組むことで「隠された窓」を減らし、自分のことを思ってくれる人たちの意見やアドバイスに素直になることで「気づいていない窓」を減らすと、「未知の窓」に光が当たるようになり、新しいことが舞い込んできたり、ひらめきや気づきが起こるようになるというもの。 図解したり実体験で説明されてあるのですごくわかりやすかった。 やっぱり日本人には、戦略的に人生を進むよりも、和を尊み、目の前のことに心をこめて取り組み、人を大切にすることで人生を切り開き、敵をつくらないことで無敵になれる生き方こそ、性に合っていて、運を呼び込む生き方でもあると思った。
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