動物園ではたらく

動物園ではたらく

968円 (税込)

4pt

3.8

出会いと別れ、ときどき新発見!
驚きと感動に満ちた、その舞台裏。

パンダの出産に徹夜で立会い、
逃げ出したカモシカを職員総出で捕獲、
忍び込んだ野犬を退治、
ゴリラの顔色を読んでゴマをする、
産まれたての卵を割ろうとするカラスと闘う……
飼育係をはじめとする動物園のスタッフたちは、
毎日、動物たちに振り回されながら、数多くの出会いと別れを繰り替えし、
試行錯誤を重ねている。
動物たちの環境を整える飼育係とは、
動物にとって、存在自体が「生存環境」であり、生命線なのだ。
動物園の役割は時代とともに変わり続ける。
ときには外交のためにパンダやゾウが贈られ、
現在は希少動物を繁殖するための「種の保存」を担った。
進化し続ける動物園で40年間働き、
都内3園の園長を務めた「動物園博士」が語る、
動物園のいままでとこれから。

【電子書籍版のみカラー写真掲載】

...続きを読む

動物園ではたらく のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    素晴らしい本だった。上野動物園の元園長、飼育に40年携わった著者の自伝であり動物園の舞台裏が満載だった。中でもノウサギの飼育や安い動物の飼育で得られた経験や、トキから始まった人工飼料作り(ペレット)の誕生は何度も何度も読んでしまった。動物福祉を考えながら、見に来たお客さんを喜ばせ、種も保全する役割を

    0
    2021年03月17日

    Posted by ブクログ

    上野動物園の園長を務めあげた著者から見た動物園のいろんな取り組みや動物たちとの奮闘や楽しみや日常。
    こういう現場の方の記録を読むと、大好きな動物の事を日々考える現場にいらっしゃる事が羨ましくなるなぁ(^^)。
    井の頭公園から鯉がいなくなったほんとの理由。
    矢ガモの捕獲劇。
    ウサギって飛び跳ねるのが好

    0
    2019年08月27日

    Posted by ブクログ

    <目次>
    第1章  飼育係の仕事(多摩動物公園飼育係時代)
    第2章  飼育係長の仕事(上野動物園・井の頭自然文化園飼育係長時代)
    第3章  飼育課長の仕事(多摩動物公園・上野動物園飼育課長時代)
    第4章  園長の仕事(上野動物園園長時代)

    <内容>
    ビジネスにするか、自然科学にするか迷った。一応、

    0
    2021年08月21日

    Posted by ブクログ

    人間が自然だと思う飼育方法と、本当に自然に近い飼育方法は案外違うらしい。
    野生では魚を食べる動物を飼育する時に魚ばかり与えると、実は野生では魚以外にも色々食べるので栄養が偏ってしまう。
    だから野生で摂取する栄養素を人工的に配合した餌の方が動物の体には良かったりもするという。
    飼育小屋や飼い方もそう。

    0
    2021年08月05日

動物園ではたらく の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

イースト新書Q の最新刊

無料で読める ノンフィクション

ノンフィクション ランキング

小宮輝之 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す