新編 不穏の書、断章

新編 不穏の書、断章

1,320円 (税込)

6pt

4.8

20世紀が秘匿した最後の巨匠とされるポルトガルの作家の書。異なる人格となって書かれた作品群のひとつ「不穏の書」と諸人格による「断章」をおさめる。旧版を大幅に増補改訂。 解説=池澤夏樹

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新編 不穏の書、断章 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2023年06月30日

    これは一生ものの一冊になりそうです。読んでいると、生活上の様々な出来事や悩みが至極つまらないことに思える。開き直ることができる。自分が自分でいられる。それでいて、時にしんみりすることもある。まるでお酒のように、飲み方によって色々な酔い方ができる作品です。

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    Posted by ブクログ 2015年06月10日

    「わたしと私は違う」
    ペソア自身とは違う様々な人物・・・アルベルト・カエイロ、リカルド・レイス、アルヴァロ・デ・カンポス、等、様々な異名を作り上げた詩人、ペソアの散文集の様な作品です。
    ペソアの独特な思想、哲学感が反映された散文で、ニヒリズムでも、ペソアらしさが添えてあって、それだけじゃない何かが感...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年02月15日

    真に書く人は本を造らない。
    「造る」は「書く」に追いつけないからだ。
    散らかした紙片の中に佇み途方に暮れる人こと詩人なのである。

    みたいなことを考えた。
    つまりはペソア病にかかっていたわけだ。

    60箇所くらい付箋が残されたこの本を、何度も読み返すことになるだろう。

    未来の郷愁。

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    Posted by ブクログ 2014年06月12日

    何だ! 彼は、どこから来たんだ!

    ペソアを知らなかった。
    このことを口惜しく思ったと同時に会えて心底喜んだのです。形の無いアンティークを見つけたように。

    この読後感はカフカに近似しています。
    それもそのはずで、本書も『城』や『審判』と同様に未完。音量の縮減。フェイドアウト的。いやどこかの結末を目...続きを読む

    0

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