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旅先の妻の表情。大地震後の不安な日々。職場の千絵ちゃんの愛らしさ――。次第に細部をすり減らしながらも、なお熱を発し続ける一つ一つの記憶の、かけがえのない輝き。覚えていることと忘れてしまったことをめぐる6篇の連作に、ある秋の休日の街と人々を鮮やかに切りとる「文化」を併録。芥川賞作家による会心の小説集。
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Posted by ブクログ
改行がないので読みにくさを感じる人は多くいると思うが、私はこれが好み。滝口悠生のワールド感を感じられる。妻と別れた男性がどう生きてきて何を感じて、元妻の記憶の在り方等を淡々と描き綴られている。個人的には市瀬さんと緒乃さんのあの先がどうなるのか?が興味深い。
記憶と記録と思い出と思い、想い。 ある男の思った事、考えた事、覚えている事、忘れかけている事。思い描いた事。 色々考え、共感した。 茄子の輝きが脳裏に焼き付いている。
「花束みたいな恋をした」で触れられていたことを機に、読んでみました。時が経つにつれ忘れられていく過去の感情や表情、といったものの描写が上手だった。不明瞭な記憶の在り方にとても共感した。 それと比較して、時より描かれる現在の描写は打って変わって繊細で、明確であることがまた面白かった。 今の生活はい...続きを読むずれほとんど忘れてしまうだろうし、日記をつけてみようかななんて思いました。
いなくなった人を、いた時よりもずっと感じ続けるのは辛い。だからといって暴力的に何かで上書きして消し去ろうと思っても、大人になるとそうもいかないことがわかる。今目の前にある景色を通して、過去を見る。ついてくる。なにもしてないという中にも君を思い出し、なんなら"思い出す"なんて行為も...続きを読むポーズで、ずっと考えている。 むちむちの餃子が食べたくなる。
昔の良かった記憶、悪かった記憶を懐かしんで今を平凡に生きる。頭の中をそのまんま言葉にしてるみたいで凄いなあと感じた。 茄子の輝きとは?と思ってたけど読むうちにそういうことねって、愛おしーってなった。 ゆっくり生きていこうじゃないかってなったなー
保坂和志や柴崎友香に連なる記憶に関する小説で、自分の記憶も呼び覚まされるような感覚があった。面白かった。
『花束みたいな恋をした』に重要なアイテムとして登場していたので読んでみた。過去のかけがえのない記憶についての小説だったので、『花束みたいな恋をした』のテーマに通じるものがある。 小説内では派手な出来事は起こらず、ゆったりとした時間が流れている小説だった。読んでいると、大切な人との過去の記憶を思い出し...続きを読むたくなる。主人公は離婚した妻のことをなにかにつけて思い出すのだけど、私たちは過去の延長線上にいるんだなと実感させられる。けれど、どんな大切な思い出だって時の流れには逆らえず、部分部分が風化していってしまう。だから、新しい思い出を塗り重ねて生きていくのかなと感じた。今思い出せる過去を大切にしたいなと思った。消えていってしまう前に。
忘れていく記憶の数々 ふと思い出す懐かしい情景 ふと親孝行について考えていた あと何日会えるのか、時間にしたらあと何時間? 時間を何に使うべきか、ちゃんと考えたいと思った 2021/03/26 ★4.3
最近読み始めた滝口さん、長嶋有に通ずるセンスを感じるので私のお気に入りに。特に事件が起きるわけでもないけれど、…で?とハマるような感覚。元妻、職場の同僚に想いを馳せる感覚が逸してるところがフフっとなる。
市瀬の個人的な生活が淡々と綴られた短編が7つ.市瀬が勤める会社やアパートの辺りは以前よく出かけていた場所だったので,情景を思い出しながら読めた.勤め先の千絵ちゃんが物語の中で大きな存在感を示していた.オノをアパートに泊めてやり,後日偶然出会う話も楽しめた.都会に住む普通の男性の日常を空の上から俯瞰し...続きを読むたような感じだ.
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