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数々の新聞書評などで紹介され話題となった『世界をつくった6つの革命の物語』の第2弾。ショッピング、音楽、ゲームなど人々が新しい「気晴らし」を追求する中で思いがけず生まれた文化や技術の発明、産業の発展の歴史をひもとく。
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Posted by ブクログ
世界をつくった6つの革命の物語続編。面白いんだけど前作より散漫な印象。原著なのか、翻訳なのか、読むのに集中できなかったのか。まあしばらくしたら読み返す。
【由来】 ・MediaMarkerのトップページで 【期待したもの】 ・ 【要約】 ・ 【ノート】 ・ 歴史を動かしてきたのは大きくて「真面目な」歴史的プレーヤーとは限らない。例えば産業革命を促進したのは、きれいに染められた木綿の服を競って買い求めた英国の女性達だった、とか、今のコンピューター...続きを読む文明の基本的な構造をつくったのはオルゴールだったとか。 ・もともとスティーブン・ジョンソンは好きで、本書も無類に面白かった。概して、この人は、一見、ささやかだったり、見過ごされてきた「小さきモノ」や軽視されてきたモノへの視点が持ち味だと思う。そして、「ささやかだけど大事」ということではなくて、「ささやかどころか、とんでもないインパクトがある!」とい展開するのがいつも読んでて楽しい。 ・最後に「こういう(文明の進化を可能にした)気晴らし=遊びごころを持ち合わせてないAIなんて、騒ぐほどの脅威じゃないよね」とこちらを向いてウィンクして見せてるのも、結構好き。 ・なお、原題は「How Play Made the Modern World」なのだけど、このタイトルには「Can (present) Play Make the Next World ?」という含意があるのかも 【目次】
ホイジンガは言った。 「ずいぶん以前からのことであるが、私の心のなかでは、人間文化は遊びのなかにおいて、遊びとして発生し、展開してきたのだ、という確信がしだいに強まる一方であった」 人は、遊ぶものなのだ。 そこからイノベーションが、革命が生まれる。 第1章では、ティリアン・パープルなるものが登...続きを読む場する。 この紫色のために人は海に出た。 驚くべき欲望! そして木綿。 下着のチクチクをなくすために、人は発明を繰り返した。 マダム達の欲望が、経済を動かしたのだ。 そんな、ばかな? ジョン・ケイの飛び杼、アークライトの紡績機、ホイットニーの綿繰り機、そして蒸気機関! 世界史の授業でただただ暗記させられるなんてもったいない。 なぜ、発明したか、そこがわかれば記憶に残る。 『砂糖の世界史』『茶の世界史』のあの衝撃を私は今でも忘れていない。 第3章のコショウの話もワクワクする。 レシピの八割がコショウを主役にしていたローマ帝国の料理本......。 すっげ、むせそう。 高級食材を惜しげも無く使って、権力を思い知らせるというのはいまも昔も変わらずだ。 それだけ強大な力を持っていたということが「食」からはわかる。 さて、非常に面白い本だが、第三章の香辛料が薬になるはずがない、と言うような記述は東洋人としては承服しかねる。 もちろん、異論もあるし、研究途上で証拠不十分なこともあるだろうが、ニッキ味の胃薬に日々お世話になる身としては、引っかかる記述だった。 それ以外は本当に面白く勉強になる、「遊び」の本であった。
●ファッションやゲーム、ひとりでに鳴る楽器など、一見とるに足らない趣味嗜好のものが、世界を変えるきっかけになっているのだという。なるほどと思うところもあったが、どうなのだろうか。
遊びや無駄や気晴らしが社会を変える力になった、という話はすごく、面白い。 が、良くかえることももちろんあるけれど、悪くなった部分が語られていない。副作用はついて、なんとなく考えてしまう。 本は総じて面白い。未来が明るく思える本。
気晴らしをするために考え出された娯楽の歴史。 人が楽しみのためにやることの歴史。 その誕生や追求が、文化・産業・技術革新、はては政治や戦争に までも影響してしまうという、歴史を紐解く。 ちょっとした気晴らし・・・百貨店でのショッピング、楽器を奏でる、 美味しいものを味わいたい、映像やゲームを楽しみ、...続きを読む 居酒屋で一杯!コーヒーで寛ぎ、観光し、自然に親しむこと。 それが数々の技術の発展、初期のコンピューターや都市計画、 独立戦争、イノベーションへ。 はたまた、植民地と奴隷、都市の衰退、貿易紛争、ペスト、 へとたどり着くという道筋は驚きの連続です。 うん、面白い。 でも、著者の考察が深すぎて読み進めるが大変でした。
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世界を変えた6つの「気晴らし」の物語 新・人類進化史II
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スティーブン・ジョンソン
大田直子
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