いのちと味覚 「さ、めしあがれ」「イタダキマス」

いのちと味覚 「さ、めしあがれ」「イタダキマス」

814円 (税込)

4pt

3.7

いのちと味覚は切っても切り離せないもの。環境汚染によって安心・安全な食材が姿を消し、簡便な「レシピ」の氾濫で、食の本質が失われつつある今、「より良く生きる」にはどうしたらよいのか。その心得を、「畏れ」「感応力」「直感力」「いざのときを迎え撃つ」「優しさ」の五つの指標から説く。著者初の新書エッセイ。

序 章 九十二歳のいま、これだけはお伝えしたいこと
第一章 「畏れ」を持つこと─風土の慈しみ、旬を味わうための心得
第二章 「感応力」を磨くこと─“手のうちの自然”に五感を集中してみる
第三章 「直感力」を養うこと─風が示してくれた、おいしい生ハムのつくり方
第四章 「いざのとき」を迎え撃つこと─牛すじやアラを食すのは、いのちの根底を固めること
第五章 「優しさ」を育てること─スープの湯気の向こうに見えてきたこと

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いのちと味覚 「さ、めしあがれ」「イタダキマス」 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    わたしたちが食べるものは、すべからく他の何かの「命」だ。
    そしてわたしたちの体はすべて食べたものでできている。
    生きることは食べること。そして食べることは本来、命と向き合う行為なのだ。

    食べること、そして命そのものと向き合い続けることで獲得された著者の哲学。とても興味深く拝読した。

    著者はこれか

    0
    2018年04月08日

    Posted by ブクログ

    著者の辰巳芳子(1924年~)は、家庭料理・西洋料理の料理研究家にして、多数の著書を持つ随筆家。母は、料理研究家の草分け的な存在である辰巳浜子。2012年には、その活動がドキュメンタリー映画『天のしずく 辰巳芳子“いのちのスープ”』で紹介された。
    私は自ら料理をすることはなく、(幸いにして自らの“い

    0
    2017年11月05日

    Posted by ブクログ

    口調は優しいけど、常に説教されている気分で読んだ。
    面倒くさくなぁ…と思いながら読んでいると、「面倒、と思われますか。」と問いかけられる。そこで少し背筋が伸びる。
    92歳だという著者が紹介するものは、スープが代名詞になっている位なので、どちらかというと洋食が多い。
    その中でも煮干し出汁の取り方や、け

    0
    2017年10月20日

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