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Posted by ブクログ 2023年06月03日
力作ですね!
現代青年の雄哉は 仕事バリバリ人間
無駄は嫌い 出世と仕事だけの人
そこに東京の一等地 十六夜荘が 大叔母によって譲られる
面識もない人 と思う
そこから雄哉が会社を辞める
周りで働いている人たちの気持ちを理解するゆとりもなかった。
現代の生活と
大叔母の玉青が生きた 戦中戦後...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年12月05日
戦中戦後の世の中で「確かな自分」を持って生きるのはとても難しかったと思う。けれどもそれを貫き通した玉青さん、兄の一鶴さん、離れに集まるみんなの生き様がとてもまぶしい。
その生き様は世代を超えて、姪孫の雄哉につながり、雄哉は自分を見つめ直し、「自分」を取り戻そうと一歩を踏み出せた。
自分自身「確かな...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年02月09日
最短距離で結果を出すことがモットーのエリート会社員雄哉が、突然ほとんど付き合いのなかった大叔母の遺産(好立地のお屋敷)を相続することになる。お屋敷について調べると、場所は素晴らしいが、老朽化が進んでいる。しかも訳の分からない4人の住民がタダ同然の家賃でシェアハウスとして使っており、利益も出ていない状...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年10月05日
十六夜荘というシェアハウスである、玉青(たまお)の遺産の古ぼけた洋館を中心にして、戦前戦中戦後を力強く生き抜いた玉青と、彼女から十六夜荘を遺贈された現代を生きるその曾孫 雄哉の物語が交互に進んでいきます。
笠原家の離れに集った若き芸術家たちは、そのほとんどが戦争によって命を落としました。狂気に満ちて...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年11月19日
いやー、久々に良い小説、良い作家に出会えました。
素晴らしい本です。十六夜(いざよい)荘、十五夜から欠けていく月が集まるところ…、人生も月の満ち欠けと同じ。満つる時もあれば欠けるときもある、でも欠けるときも悲しむことはなく、また満つるときに向けての大切な時間。会社でがむしゃらに働いてきた主人公の雄哉...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年04月24日
十六夜荘というお屋敷を巡って
現代と昭和初期の第二次世界大戦あたりの時代が
交互に進められています。
本当の豊かさとは何なのか、人生とは生き方とは
などエリート人生まっしぐらの雄哉と
大伯母にあたる玉青の物語を通じていろいろ
考えさせられました。
戦後大混乱の中、家族を背負っていきぬいた
玉青さん...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年02月11日
バリバリと音がしそうな程に働く大崎雄哉は、大伯母「玉青」の遺産として、十六夜荘の相続人となる。十六夜荘には訳の分からない住人がいて、雄哉の記憶にない大伯母は、親戚から「変わり者」と評されている。
戦中の玉青の話と、現代の雄哉の話が交互に進む。
パワハラで仕事を失った雄哉は、相続のための手続きを進め...続きを読む
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