夢の樹が接げたなら

夢の樹が接げたなら

616円 (税込)

3pt

独自の言語を設計する言語デザイナーの主人公は、これまでのものとはまったく構造の異なる言語に遭遇する。言語理解と人間の認識能力、そしてその未来を描いて第十七回ハヤカワ・SFコンテストに入選した表題作をはじめとして、森岡浩之のSFエッセンスを凝集した、名品八篇を収録。

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夢の樹が接げたなら のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2017年01月28日

    冒頭の「夢の樹が接げたなら」を読んだ時点で、すごいSF作家を見つけてしまったと驚いた。飛び抜けた発想と世界観の作り込みには感動するし、文章も読みやすい。ただ全体的に同じようなテーマで書かれているため一気に読むと若干あきる。表題作と「ズーク」が重くて面白い。
    星界の紋章はとりあえず買う。

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    Posted by ブクログ 2013年05月26日

    好みです。時間を忘れて読みふけってしまいました。ディテールを掘り下げていけば立派な長編小説になりそうなネタをあえて短編でコンパクトにまとめているので、想像力を刺激されます。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    樓主が取り上げるのはとっても珍しい、短編集。

     星界の紋章でおなじみの森岡氏の、初期の作品。デビュー作も入ってる。

     全部SF。

     この人は言葉が好きなのね。

    この人の本を読むと、自分の描くSFの拙さを見せ付けられるようで、痛かったりする。



     一番、インパクトが強かったのは「スパイス」...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

     素晴らしかったです。星界シリーズとはまた違った趣きで、本当に楽しめました。
     表題作「夢の樹が接げたなら」と「ズーク」が、私の中では特にお気に入りです。言語というものが私たちの大部分の形成に寄与していることが、疑いようのないことに思える。SF的世界構築の緻密さは他のSF作家にもいえることですが、こ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    代表作「星界の紋章」シリーズや表題作「夢の樹が接げたなら」など、独自の言語を創作し、テーマとする作者の短編集だが、ぜひ読んでいただきたいのは短編「スパイス」。
    この読後感、最高である。

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    Posted by ブクログ 2011年10月13日

    久し振りに珍しくSFを読むと、いつもと違う頭の中の回路が刺激されて面白いですな。特にこの短編集に収録されている作品は、こと細かに事象の説明が成されていないので、考えつつ読み進めたので余計にそういう感覚が強かったのかも。
    人工的に言語を作り出す世界を描いた表題作や、名付けるという行為について考えさせら...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年05月01日

    とても久しぶりに森岡浩之を読んだ。「星界」とも違う短編集。中学のときに一度読んでいるもののかなり捕らえ方言うか理解は変わった小説である。いくつか方向性は神林長平に似てるのではないかなと思う。特に最後の「夜明けのテロリスト」なんかは「死して咲く花実の有る夢」に人間の意識の捕らえ方は似ている部分がある。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年10月27日

    森岡氏といえば、「星界の紋章」のイメージから”スペースオペラ”というイメージが定着してしまっているが、なかなかどうして、本短篇集では、氏のハードな一面を見せくれる。
    もっとも、ここでみれるようなアイデアが十分「星界の紋章」のシリーズにも発揮されているのは言うまでもない。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    SF作品の短編集。
    こんな風になっていったら怖いなぁと思う作品ばかりで始終ぞわぞわとした感覚がしてました。
    苦手かも・・・と思いながら、途中から夢中になって読んでしまいました。
    「普通の子ども」と「無限のコイン」がお気に入り。

    「ズーク」は妙に惹かれました。
    必要があるから、名前をつけるんだよなぁ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    独自の言語を設計する言語デザイナーの主人公は、奇妙な偶然から、これまでとは全く構造の異なる言語に遭遇する。

    言語理解と人間の認識能力、その未来を描いて弟17回ハヤカワ・SFコンテストに入選した表題作など、氏のエッセンスがちりばめられた珠玉の短編集。

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