幸福論

幸福論

880円 (税込)

4pt

3.8

不幸は至る所にあるものであるということを前提にすると、本書はそのような「日常的な不幸」に対する処方箋集ともいえる。 そしてその処方箋に共通するのは、自分の世界にこもるのではなく、外界へ興味をもつこと、外的なものに対して好奇心をもつことであるとラッセルは説く。
第一部 不幸の原因
1 何が人びとを不幸にさせるのか? 2 バイロン風な不幸 3 競争 4 退屈と興奮 5 疲労 6 嫉妬 7 罪悪感 8 被害妄想 9 世論に対する恐怖
第二部 幸福をもたらすもの
10 いまでも幸福は可能であるか? 11 熱意 12 愛情 13 家庭 14 仕事 15 非個人的な興味 16 努力とあきらめ 17 幸福な人間
解説 小川仁志

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幸福論 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    一番自分に響いたのは、

    「外的な条件が決定的に不幸なものでない場合、そしてその人の情熱と興味が彼自身の内部に向かってではなく、外側に向かって動いているかぎり、人間は幸福を達成することが必ずできるのである。」

    という一節。このことは何度も繰り返し本文中で説かれていて、自己没入が不幸の源泉の一つとし

    0
    2018年09月07日

    Posted by ブクログ

    1930年にバートランド・ラッセルが発表した、「幸福論」。原題「The Conquest of Happiness」(幸福の獲得)
    第1部では不幸の原因の分析と、」それを取り除く解決策、第2部では、幸福になるすべをまとめていると、巻末に掲載された「復刊にあたっての解説」に書いてありました。

    内容は

    0
    2018年01月14日

    Posted by ブクログ

    「ラッセル 幸福論」
    アランの幸福論がエッセイで気楽に読めたのに対し、ラッセルの幸福論は論理的で気を抜いて読むことができない。まず不幸の原因は何かという分析から始めている。どういう不幸を対象にしているかなど対象範囲を明確にしている。その中で個人では対処のしようがない絶対的な不幸は除外し、幸福の条件は

    0
    2018年03月18日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    次何読もうかと迷ったときは下手に書評に拠らず、古典を選ぶことにしてる。難解でツライことも多々あるが、結局は時間かけて読んだ甲斐アリと思えるから。
    この本がまさにそう。第一部「不幸の原因」はちょっとツラかった。それが第二部「幸福をもたらすもの」では一転、ラッセルの明るい熱量と思考を存分に味わえた。

    0
    2018年11月24日

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