底辺への競争 格差放置社会ニッポンの末路

底辺への競争 格差放置社会ニッポンの末路

760円 (税込)

3pt

3.9

今の日本で繰り広げられているのは「下流に転落しないための競争」である。著者による『パラサイト・シングルの時代』(ちくま新書)から約20年。アラフォーになったパラサイト・シングルの実情を通し、格差社会の過酷な現実を明らかにする。

...続きを読む

底辺への競争 格差放置社会ニッポンの末路 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    底辺への競争 格差放置社会ニッポンの末路。山田昌弘先生の著書。格差放置社会ニッポンの末路が明るいはずがありません。格差放置を続ければ、いつか必ず格差社会の上層にいて胡坐をかいている人たちがしっぺ返しをされて復讐される、これは世界のいろいろな国の歴史を見れば明らかなこと。それでは不幸。格差放置をしない

    0
    2019年09月28日

    Posted by ブクログ

    20年前のパラサイトシングルは、いまや中年パラサイトシングルに。アラフォー世代の格差拡大と抜け出せない固定的な二極化が進行。こうした動向は、とどまることなくアラサー世代にも継承されているという。そして、親から引き継がれる世代を越えた貧困の陥っている子どもたち。あきらめ世代も生まれていると。
    大学生の

    0
    2019年04月07日

    Posted by ブクログ

    現代日本をえぐるレポート3冊目は、山田昌弘さんが「希望格差」からさらに進んだ、底辺へと転落しやすくなってしまった現代社会を描いています。
    先の2冊とは違って克明に分析していますが、その冷徹さが救いのなさをあぶり出しているだけに深刻です。

    0
    2018年01月15日

    Posted by ブクログ

    如何にして中流社会が壊れて、下流に転がっていくか。望めば正社員になれる希望があった1990年代、バブル崩壊で正社員が狭い門になった2000年代。正規であることと非正規であることが格差の象徴の様に感じられました。

    興味深かったのがパラサイトシングル。十分な年金を貰う親と同居することで目立つことのなか

    0
    2017年11月06日

    Posted by ブクログ

    2024年でも(2017年発行)とりあえず現状把握に適した本。新書一冊で社会を把握し、解決策を授けるなんて事は無理な話で、自分自身の“今後”を考えるキッカケになればと思う程度に読んでみれば短絡的思考に向かわなくて済むのではないでしょうか

    0
    2024年03月18日

    Posted by ブクログ

    現代社会を考えるいいきっかけになる本だと思う。リスクは至る所にあるのに、その存在を無視しているのか見えないのか、現状を変えようと動く人があまりに少ない気がする。

    0
    2020年12月30日

    Posted by ブクログ

     中年パラサイト・シングル。親同居・未婚・アラフォー。
     この存在を中心に、そこに至る時代背景や過程、そして今後の見通しを整理している。彼ら彼女らが下へ流れて底辺に至るという状況説明がなされる。そのような人たちが増えているのが今日の日本社会だという。
     彼らは一見豊かに見えるが、実は結婚せずに子育て

    0
    2018年05月27日

底辺への競争 格差放置社会ニッポンの末路 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

朝日新書 の最新刊

無料で読める 社会・政治

社会・政治 ランキング

山田昌弘 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す