それを愛とは呼ばず

それを愛とは呼ばず

700円 (税込)

3pt

妻を失った上に会社を追われ、故郷を離れた五十四歳の亮介。十年所属した芸能事務所をクビになった二十九歳の紗希。行き場を失った二人が東京の老舗キャバレーで出会ったのは運命だったのか――。再会した北海道で孤独に引き寄せられるように事件が起こる。そこにあったものは「愛」だったのか? 驚愕の結末が話題を呼んだ傑作サスペンス長編。

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それを愛とは呼ばず のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2023年05月09日

    "幸福に浸って死にたい"
    ある意味究極の願望
    それを叶えてあげることを愛と呼べるのか?
    思いもよらない結末に圧倒される
    この願望を理解できる人は沢山いると思うし、私もその一人かもしれない…

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    Posted by ブクログ 2021年05月08日

    自分より不幸な境遇の人を見てちょっとほっとしたりする気持ちもわかるが、それは確かに愛ではないよなぁ。。。と思いながら読んでいましたが、最後の衝撃!!!それは絶対に愛ではない!

    さきさん。女優目指すくらい美人だったのに、真面目すぎだょ〜。その演技力使うところそこじゃないでしょ!ちょっとずつおかしかっ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年04月28日

    読みやすく最初から引き込まれました。終盤に思いもよらない方向に進みびっくりしましたが、題名とリンクしていて納得、余韻に浸っています‥。

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    Posted by ブクログ 2024年03月09日

    ずっと亮介に肩入れして読んでいたので、紗希が現れたことによって亮介の人生の歯車が狂っていくのではと心配だった。
    そして、終盤も終盤、思いがけない結末にびっくり!
    しばしボーっとしたり、タイトル見返したり、余韻にひたったり。

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    Posted by ブクログ 2023年01月31日

    大好きな作家さんです。
    桜木紫乃さんのミステリーは、一般的なミステリーと呼ぶ作品とは違う世界観でした。
    人間の心のミステリーを描いているような感じでした。

    0

    Posted by ブクログ 2022年03月29日

    恋愛小説かと思ったら
    やはり、そこは桜木紫乃っぽい

    簡単な恋愛じゃなく、サスペンスも孕む展開に
    引き込まれて読み進めたラストがまた驚きː̗̀(☉_☉)ː̖́

    やっぱり好きな作家さんです

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    Posted by ブクログ 2020年09月06日

    なにか小説を読まねば……という焦りに駆られて本屋に赴き、タイトルを見た時「それ」ってなんだ?と思って手に取った一冊。結果、興味を持った点が物語を通じて明確に、かつ鮮やかに表現されていて楽しめた。
    10~20代がメインの青春モノが好きな自分にとって、序盤の方は登場人物の年齢層からして大人向けというか好...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年06月09日

    自分よりも悲しみが深そうな人間のそばに行けば、わずかでも明日に日が差すような気がした。このかんじがよくわかる。そして、自分よりも嘆きたい人間を思いつく限りの前向きな言葉で励ましていると、吐いた言葉によって気持ちが「浄化」してゆく、とも。心理描写がするどくて気持ちがはまった。
    不遇な目にあい、行き場を...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年04月05日

    桜木紫乃さんの小説は結構読んでいるけれど、メインの土地が北海道ではない作品を読んだのは初めてような気がする。
    とは言え北海道も多く出てくるのだけど、札幌のような都会ではなく山深いリゾート地が舞台で、メインで出てくる土地は新潟なので栄えている感じはあるものの大都会ほどではなく、やはり桜木さんの小説特有...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年01月29日

    ホテルローヤルを読んでみたいけど、少し気後れしてしまいなかなか手に取ることの出来ない本の作家さん。
    この本からなら入りやすいかなぁなんて思って手に取りました。

    この感じ、やっぱり好き。
    一般的にはぜったいにいけない事なのに、そこになんとかして善を見つけ出したくなる内容。
    紗希のこころ持ちは愛なのか...続きを読む

    0

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