生きる職場 小さなエビ工場の人を縛らない働き方

生きる職場 小さなエビ工場の人を縛らない働き方

1,650円 (税込)

8pt

品質・作業効率が向上
離職率・人件費が減少

好きな日に働く、嫌いな仕事はやらない……
人に優しい働き方の先にあったのは
想像を超えたプラスの循環だった

「出退勤時間は自由」「嫌いな作業はやらなくてよい」など、非常識とも思える数々の取り組みが、いま大きな共感を呼んでいる。そして、その先にはあったのは思いもしなかった利益を生むプラスの循環だった。
2011年3月11日14時46分、東日本大震災。石巻のエビ工場と店舗は津波ですべて流された。追い打ちをかけるような福島第一原発事故。ジレンマのなか工場の大阪移転を決意する。債務総額1億4000万円からの再起。
人の生死を目の前にして考えたのは、「生きる」「死ぬ」「育てる」などシンプルなこと。そしてそれを支える「働く」ということ。自分も従業員も生きるための職場で苦しんではいないだろうか。
そんななかで考え出したのが「フリースケジュール」という自分の生活を大事にした働き方。好きな日に出勤でき、欠勤を会社へ連絡する必要もない。そもそも当日欠勤という概念すらない。
これは、「縛り」「疑い」「争う」ことに抗い始めた小さなエビ工場の新しい働き方への挑戦の記録である。

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生きる職場 小さなエビ工場の人を縛らない働き方 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ネットのニュースで記事を読んで、なんて理想的な会社!と思った。「パプアニューギニア海産みたいな会社」でネット検索までしたり(笑)そこで、本が出ていることを知りさっそく読んでみた。

    読んでよかった。
    ただただ自由だねーいいねー、ではなく、そこに至るまでの様々な出来事、工場長の思いなどがいくつも重なっ

    0
    2024年05月03日

    Posted by ブクログ

    好きな時に出勤し、好きな時に退勤するそのような職場を実践した会社。
    パートだけに限っているが、面白い取り組み。

    0
    2019年06月01日

    Posted by ブクログ

    あるNPO法人でおすすめされて読んだ本。
    何かにつけて人を縛ることが当たり前になっている今の世の中に違和感を感じていたので、著者の意見にとても賛同しました。
    個々に合わせるということは今の世の中に足りないことであり、また必要なことであると感じています。

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    2018年03月08日

    Posted by ブクログ

    「縛り」「疑い」「争う」ことに抗うパプアニューギニア海産のあり方に、私はすごく共感した。経営者の立場ではない私がどんなことをできるのか、この本をヒントに模索していきたい。

    0
    2017年09月21日

    Posted by ブクログ

    大阪にある水産品加工会社「パプアニューギニア海産」の工場長、武藤北斗氏の著書。個人の働きがいと会社の業績の関係については、自分も悩んだ事があったので大変興味深く読んだ。

    この会社では、出勤日や出勤時間をパート社員自身が決めるフリースケジュール制度や、嫌な仕事はやってはいけない規則、そして無断欠勤を

    0
    2017年08月26日

    Posted by ブクログ

    出勤日も出勤時間も自由、休む時は連絡してはいけない。東日本大震災で被災し、大阪で再建した小さなエビ加工工場の新しい働き方。
    エビ加工という単純作業の現場だから成立するのか、もっと人数が増えたらどうなるのか、自分の職場だったら適用可能かなどいろいろ考えながら読んだ。
    自由にする代わりに細かいルールをい

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    2023年02月05日

    Posted by ブクログ

    フリースケジュールと言って、好きな時に会社で働いて好きな時に帰ること。休む時にはなにも報告しなくていい。好きな作業しかやっちゃいけない。
    そんな自由な会社があるんだと、びっくりしました。この本をたくさんの人が読んで、新たに違う会社がやってみたいと思ってくれて、日本で縛るような働き方を無くすような改革

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    2022年10月14日

    Posted by ブクログ

    飾らない表現で書かれた文体が読みやすく、主張も理解しやすかったです。組織を作る上で多くの参考になる考え方を教えていただきました。

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    2020年06月06日

    Posted by ブクログ

    経営、リーダーと現場の信頼関係。思い込みや縛りからの脱却も興味深かったのですが、何より自身の使命ですよね。社会への使命、働く人に向けて、地域に向けて、顧客に向けての使命。それを燃やしながら、進化を続ける。手腕や方法としては、それぞれが研究していくべきでしょうけど。このユニークな会社の理念や使命は、普

    0
    2020年04月12日

    Posted by ブクログ

    生きることと働くことについて、仕事という面だけでなく食べるものを選ぶということや原子力エネルギーに関する視点からも様々な問いかけをしてくれている本。

    「人は管理しないとサボる」「嫌なことでも仕事であればやるべきだ」といった思い込みが、どこかでまだ自分の中にも隠れているような気がした。そして社会も、

    0
    2018年09月17日

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