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「あなたが死んだら、誰が笑ってくれますか?」 花言霊屋アルバイト(18歳・男性) 大好きな祖母と、大嫌いな母を亡くした継実(つぐみ)は、無口すぎてどこでも働けず、生活に困っていた。 そんなある日、喋らなくても会話ができる“自称魔女”の琴花たま子に出会う。 彼女が店主の花屋でアルバイトをはじめた継実だが、そこはただの花屋ではなく、「葬式専門」の花屋。 しかも、たま子が「花言霊」を込めた特別な花を届ける,花言霊屋だった。 第2回本のサナギ賞大賞作家 百舌涼一 待望の最新作!!
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Posted by ブクログ
母を亡くした継実(♂)は、しわがれ声で老婆のような口調の自称魔女(見た目は20代なかば)がやっている葬儀専門の花屋でアルバイトを始める 常識にはとらわれない花の選び方は「花言霊」を葬儀に添えるためのものだった 継実の特徴として、母親から「その声で話しかけないで!」と言われてからしゃべることができな...続きを読むくなったが、思っていることがなぜか魔女は理解できて会話が成立する 自称魔女の小説が僕の好みなんだけど、やはりこれもそういったオチでしたか なんか、終盤の種明かしが怒涛の展開で、結構無理があるんだけどね まぁ、好きな部類です 描かれている葬儀は以下のようなもの 不倫していた会社の重役 神サーファーと慕われていたのに、実は丘サーファーだった先輩 腹上死した女社長 ホストクラブで葬式をするホスト ゾンビメイクで死んでいた人 デブ専クラブの女の人 遺体が、兄ではないと主張する妹 生前葬をする俳優 あと、継実の母親の仏花もこのお店のセレクションだったよう 一番面白かったのは、ホストのやつかな 「生まれた日を祝うのと死んだことを哀しむのはいっしょだよ」とか 「店長、葬式でピンドン開けないっしょ?」「開けりゃいいじゃねーか。ホストの葬式だぞ。ピンドン開けないでどうすんだよ」のやり取りがクスッときた お葬式って誰のためのものなのかね? 今までは、ただ単に残された人たちが気持ちの区切りをつけるものと思ってた でもこれを読んだら、不謹慎と思われたとしても故人がやりたかったお葬式によって笑い飛ばしつつ故人に思いを馳せるものもアリなのかと 「死」はすべての人に訪れるものだけど、そのときにどうやって送られるかがその人の人生の総括なんじゃなかろうか ま、今までそんな型破りな葬式なんて参列したことないけどね
喋れなくなってしまった主人公と自称魔女の葬儀花屋さんの話。 お通夜で様子を伺い、そこからその場に合いそうな花を見繕って葬儀に飾る。 言霊を大事にする花屋の主人が選ぶ花は花言葉(言霊)にも意味がある。 葬儀屋さんのまーさんの話がもう少しあっても良かったなと思った。 続きが気になると言うほどではない...続きを読むが、アニメを見ているような、1話完結で読みやすかった。小学生などの子でも読みやすい本だと思う。
花言葉、ではなく、花言霊、を込める不思議な花屋で 働き始めた主人公。 天涯孤独になってしまった上に、喋れないので ろくろくバイトもできない、という主人公。 花屋以外のバイトのアポはどうやってとったのか、と 若干気になる部分があります。 同じく、突撃したのでしょうか?? 色々な人の葬式を見て、人と...続きを読む交流して 成長していく主人公? しかし、祖母といい母親の事といい、途中から 波のような情報量が、という気がしました。 花屋の『オーナー』に関して、もありますが。
後半が焦った展開のように思えてしまったのが残念。とはいえ未来を感じられるラストだったし読後感は悪くない。ただ葬儀屋のまーちゃんのくだりがもう少し欲しかった。
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