点と線から面へ

点と線から面へ

芸術にも科学を──。20世紀はじめに“抽象絵画”の概念をいち早く提唱し、絵画作品の新局面を切り開いたカンディンスキーが試みたのは、絵画の構成要素を徹底的に分析し、理論的・科学的に吟味することだった。点や線がもつ本源的な力を把握すること。そうしてこそ、それらが平面の上に置かれたときに相互に共鳴し合い、生きた作品としての“コンポジション”が実現するのだ。絵画にとどまらず、さまざまな造形芸術に大きな影響を与えた古典的名著。

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点と線から面へ のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    ワシリー・カンディンスキー(Василий Васильевич Кандинский)は,ロシア出身の画家であり,美術理論家であった。一般に,抽象絵画の創始者とされる。主要作品:コンポジション VIII (1923)


    すべての現象は二様に体験することができる。二様といってもそれは好き勝手に選べ

    0
    2022年01月09日

    Posted by ブクログ

    カンディンスキーの「理論書」。大学で同僚だったパウル・クレーの『造形思考』に似たベクトルもあるが、感じられるニュアンスはかなり違う。
    クレーにはまだ語り尽くせない秘教的な部分があったのに対し、カンディンスキーはもっと直接的である。
    カンディンスキーはとにかく、「点・線・面」に関する絵画的現象を「科学

    0
    2017年06月19日

    Posted by ブクログ

    学習指導要領の図工美術の出発点を辿った時に、バウハウスに行き着くんじゃないかと思い読む。が、分からん。

    当時の色彩や芸術理論は現代でいうところのどの辺りまでが通用していたのか、というのも分からないので、手探りで読んだ感じ。その当時の現状を知らないなりに鑑みるに、自身の思うところを思考として立ち上げ

    0
    2023年10月07日

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