フィールドの生物学14 裏山の奇人 野にたゆたう博物学

フィールドの生物学14 裏山の奇人 野にたゆたう博物学

2,200円 (税込)

11pt

4.6

博物学への憧憬と好奇心を携え、生きものに魅せられた怪しい男が、近所の裏山から地球の裏まで徘徊する。博物学とは、好奇心とは何だ。昆虫学者が綴るフィールドの「怪」進撃。

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フィールドの生物学14 裏山の奇人 野にたゆたう博物学 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    著者の子ども時代、すげえなあ。小さい時から虫に取りつかれている。こうでなくっちゃ、虫博士にはなれんよなあ。虫についての著者の奮闘、すさまじく面白い。はああ、って感心、茫然って感じ。内容、豊富で濃密、すごいよすごいよ。日本学術振興会のお仕事の後の勤め先が見つかることを祈っています。

    0
    2019年09月24日

    Posted by ブクログ

    いやー,面白い本だった。
    著者は,「好蟻性昆虫」を主な研究対象としているようだけど,本書の題材は,その研究に付随しながら,著者の好奇心のおもむくまま,もっと多岐にわたる。
    で,そんなマイナーな研究をちびちびとやっている話かというと,そうじゃない。
    文章が上手だからなのか,「研究が大好きだ」と言うこと

    0
    2015年08月31日

    Posted by ブクログ

    昆虫研究者である小松貴氏の著書、彼の専門はアリに寄生する生き物「好蟻性生物」なのだそうだ。多くの生物学者と同じく、小松氏も子供の頃から生き物好きだったらしい。しかも二歳の頃にアリの巣に住み着くコオロギを発見するなど、好奇心だけではない鋭い観察眼の持ち主だったようだ。

    今でも小松氏が研究対象としてい

    0
    2014年11月01日

    Posted by ブクログ

    バードウォッチングや植物観察のような比較的知名度の高い自然観察でも、普通?の人から見ると、「鳥を見てどうするの」といわれることも多い。道ばたの石をひっくり返して蟻の巣の中に同居している生きものたちに夢中になっていれば更に変な人あつかいされるのは、同類項としてよくわかる。でも研究者でなくても、世界中の

    0
    2021年01月20日

    Posted by ブクログ

    傑作。後半になるにつれて文章がノッてくる。昆虫についての記述も面白いが、真顔で入れてくるギャグ、著者の私生活や信念がたまらなく楽しい。このあとどうなったのか続きが読みたくて仕方ない。

    0
    2020年12月28日

    Posted by ブクログ

    アウトドアマンや猟師、隠遁者を描いた話が好きなので、タイトルに惹かれて手に取る。

    本を開いたら、口絵にいきなり「シジュウカラの雛に寄生するハエ」とかの写真が出て来て、あ、やっちまった(いけない本を開いてしまった)・・・と思ったのが第一印象。

    著者は昆虫学者(博物学者)で、「アリヅカコオロギ」を中

    0
    2019年05月22日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『裏山の奇人』ということで(一体どんな奇人なのかしら///)とゲスなときめきを抱いて読む。

    腐心してカラスの仲間になることに成功し、心満たされた翌日にはカラスに攻撃されたくなり攻撃対象になるように努力したりと、奇人といえば奇人なのかなと思う。
    でも文中のそこかしこに(こんなことするオレって奇人だろ

    0
    2014年12月04日

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