若葉の宿

若葉の宿

1,584円 (税込)

7pt

3.3

京都の町家旅館で祖父母に育てられた、若い女性の揺れる心情を描く「小説すばる新人賞」受賞第1作。京都の小さな町家旅館・山吹屋に生まれた夏目若葉は、父を知らず、母も幼い頃に失踪したため、祖父母に育てられた。旧来のスタイルを守り続ける山吹屋は、グローバル化の波が押し寄せるなかで、年老いた祖父母の手で細々と経営が続けられていた。旅館を継ぐ決心がつかないまま20歳を過ぎた若葉は、祖父の伝手により、老舗の大旅館で新米の仲居として修業を始める。一方、中学からの親友・紗良は、芸妓を志す。失敗を繰り返しながらも仕事を覚えていく若葉は、先輩からの厳しい叱責に戸惑い続ける日々を送っていた。そんなある日、山吹屋に買収の話が持ちかけられる。さらに、若葉が勤める大旅館にも激震が……。

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若葉の宿 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    若葉があまりにも幼くてイラっとしてしまい、最初はあまり良い印象ではなかった。
    舞台が京都なのと千早茜さんのTwitterで紹介されてたので購入した本作。
    なんだか微妙だなぁと思いながら読んでいたのだけど、途中からなぜだが本の中の情景が頭に自然と描かれ、いつのまにか馴染んで読んでしまった。
    予想通りの

    0
    2017年06月22日

    Posted by ブクログ

    文章や話しの進め方が丁寧に書いてあるので、つい読んでしまった。
    主人公がヘタレであまり共感できなかったし、共感できる登場人物もいなかった。
    周りの人が主人公のことを「こういう人物だ」と決めつけて表現する場面が何箇所もあり、もしかしたら、全て主人公の脳内の出来事なんでは?と想像してしまった。

    0
    2018年08月29日

    Posted by ブクログ

    京都で町屋旅館を経営している祖父母と暮らしている若葉。大手老舗旅館紺田屋で新人仲居として働いている。実家が旅館とはいえ、慣れない仲居の仕事で、叱られることばかり。また、父親を知らず、母も家を出たまま行方知れずという境遇から、自分に自信が持てないでいる。そんな若葉が、周りの人たちや、仕事と向き合うこと

    0
    2018年02月17日

若葉の宿 の詳細情報

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