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桐生極、小学五年生。膨らみはじめたココロと身体に翻弄され進むは、大人への階段か? いや、それとも――。世界と向き合いはじめた少女の瑞々しい感性を、シニカルなユーモアで描いた青春小説。
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Posted by ブクログ
なかなか面白かった。感性のままに、感じたことを言葉にすると、こんな感じになるのか。私たちは、ひとこと発するにも いろいろ考えすぎる。
「1 幸薄い顔の小学五年生」 「2 敵」 「3 あの子と遊んではいけません」「4 秋」 「5 色つきの世界」「6 白い歯」「7 恋がいっぱい」「8 真実」 これら8つの作品が収録されています。 11歳にして既に大人の様な顔を持ち、幸薄そう、面長、こけた頬、悪い目つき そんな極から見た、学校、友達...続きを読む、先生、家族、死に関する事などがどこか冷めた目線でシニカルに描かれています。 自分自身の小学生時代を思い出し懐かしさを感じながら一気に読みました。
これが雑駁な文章とでも言うべきか。 ただひたすらに、少女の思うところが書いてあって、もう起承転結も何もあってものでもなく、私小説というか、物語よりはある一時期の過去の福岡の、差別やら病気やら何やらがごった煮になって混沌とした福岡の怖さが分かる、そういう福岡の紹介として読んでも良いかもしれん。
今朝は(比較的)涼しく、気持ちのいいウォーキングでした。大道珠貴「煩悩の子」、2015.5刊行、2017.5文庫。桐生極(きりゅう きわみ)、11歳、小学校5年生の1年間のいろいろな思いを綴った物語。家族のこと、学校の先生や友達などのこと。著者の感受性の豊かさが伺えます!
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