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コンサルタント、投資家、そして経営学者として、30年以上にわたって日本企業の経営に携わってきた著者が、この30年間で大きく変化した世界経済の様相を3つの切り口(グローバル、キャピタル、デジタル)から分析。世界から取り残され弱体化した日本企業が、いまやるべきことを示唆。
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Posted by ブクログ
ベルリンの壁の崩壊は1989年。そこから、加速度的に東ヨーロッパ諸国の民主化が進み、東西冷戦が終結した。 それから30年、世界経済は、グローバル化、金融経済化、デジタル化という大きなフロンティアを開拓する形で拡大、グローバル企業も、フロンティアを活用しながら発展してきた。 一方、日本企業は、その間、...続きを読むそれまでの成功体験から抜け出せず、また、経営を進化させることが出来ず、このフロンティアの活用に出遅れ、欧米の先進企業に業績面でも、経営管理能力という面でも、水をあけられた。 今後、日本企業が再び成長するための処方箋として、筆者は、戦略思考の徹底、取締役会改革を含む経営組織改革、そして人を中心とした経営の3点をあげている。 東西冷戦が終わったのは、約30年前。現在の世界のありようを、そこまで遡って歴史の中に位置づける考え方は、深く納得した。 日本企業の経営者、あるいは、経営に興味を持つ人にとっては、すごく示唆に富む一冊。
マッキンゼーに20年以上勤務して日本支社長まで務め、今はビジネススクールの教授となっている著者が、現在を「経済秩序の転換期」と捉えて、日本企業がどこをめざすべきなのかを著した本です。 サブタイトルは「世界の転換期で日本企業はどこを目指すか」ですが、本著の半分強が「世界の転換期」として何が起きたのかに...続きを読むついての解説となっていて、「日本企業はどこを目指すか」には、そこまでページは割かれていない印象でした。 今まで起きたことはデータも含めてロジカルに整理されていて、これ1冊をしっかりと読み込んでおけば、取りこぼしは無くなるのではないかと感じました。 とは言え同時に感じたことは、何か物凄く新鮮な気付きというものは個人的には無かったので、言わば日々の仕事等で何となく感じていたものを言語化していただいた点では貴重なのかもしれません。 日本企業への提言は、国内で安定的にキャッシュを稼ぐ体制を作って海外へ進出すべし、人材開発にもっと投資すべし、人事制度を変えるべし等、整然と説いています。(コンサル会社さんのお世話になる必要がありそうな話で…) 細かいことで気になったのは、2017年出版の本として、トランプ政権なんかにも触れてはいるのですが、日本企業ってもうちょっと変革進んでなかったっけ…ということ。描かれているのは旧態依然とした旧い会社で、今はデジタル化なんかももうちょい進んでるような…。
日本のビジネス界における突出した「頭脳」の1人でいらっしゃるであろう著者がどんなことを語られているか興味を持って読んだのですが…残念ながらわたし的にはキレはややイマイチ…かな…
【1990年前後~2010年:ポスト冷戦 のパラダイム(世界)】 1.グローバル経済 WWⅡ後、自由主義経済の拡大により世界経済が統合されてきた ローコスト生産→グローバルキャンバス上に立つ超国家企業 2.キャピタル経済 経済活動を市場原理にゆだね政府が金融緩和を実施 マクロ:国家(Demand)-...続きを読む投資家(Supply) ×ミクロ:金融イノベーション(証券・M&A) ★貧富の差の拡大、経済の不安定化 3.デジタル経済 冷戦後、軍事技術の民主化×シリコンバレー 情報の産業化→アイデアのマネタイズ 情報の民主化 ★人は何をするのか? 【ポスト冷戦のパラダイム(日本)】 WWⅡ後、米国へのサプライヤーとしてモノづくり大国 (朝鮮戦争がよい起爆剤) →◎調和、安定、現場 ×集団的な経営組織思考の停止 ★戦略事業投資モデルの企業づくりへ組織改革 ガバナンス、経営ボード、個人オーナーシップ、アウトプット 【2017年~:ポストトランプのパラダイム】 #反グローバリズム(経済ナショナリズム) →企業=株主重視・法律順守+「社会倫理性」 #デジタルによる社会構造変換(シンギュラリティ) →共同体型社会、エコシステム、マッシュアップ
グローバル、キャピタル、デジタルを軸にして過去30年間の社会経済の変容と足元で起きている変化、(著名人の予想なども参照しつつ)今後30年間の変化の大きな方向性、日本企業の経営のあり方について考察された本。 各所で見聞きしたトピック・論調も多く散見されるが、昨今の企業経営をとりまく状況変化について体系...続きを読む的かつ(データに基づいて)論理的に説明されている点で(自身の頭の整理を行う上でも)大変有益であった。 日本企業の経営に対する示唆は抽象的でありやや具体性に欠ける(頭では理解できるが実際に各ステークホルダ(特に「改革」に反対する勢力)とどのように折り合いをつけて具現化していくのかが見えにくい)印象。(タイトルにある通りこれは「進路」であって具体策は個別具体の企業・政府が考え抜くべしという趣旨であるかもしれないが。)
プラザ合意以降のGlobalization, Capitalization, Degitalizaitionを踏まえての、日本企業のあり方を示唆してくれる。凄くわかりやすい。さすがは平野先生。
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平野正雄
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