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日本社会が少子高齢化を迎えて消費が伸び悩み、地方の過疎化も急速に進むなか、銀行のあり方が問われている。日本経済全体が長きにわたるデフレから脱却できないのも、銀行がリスクを恐れて顧客に融資をしようとしないことが大きな要因と見られているため、日本政府はついに銀行業界にメスを入れるようだ。いま実施されている「マイナス金利」政策も、その一環だと言える。地域をまたがる「水平合併」、同じ地域での地方銀行と地域金融機関同士の「垂直合併」――これらがまさに推し進められようとしている。また日本の銀行は、行員維持のために顧客に損をさせるような金融商品を売り込んだり、地域企業の資金調達を困難にしているなどの問題もある。日本政府は、どう整理してメスを入れようとしているのだろうか。ベストセラー『パナマ文書』の著者が、誰もが無関心ではいられない「銀行」の問題を、誰よりも平易に解説しつつ、これからどうなるかを論じる。
...続きを読むPosted by ブクログ 2017年05月01日
4月に幾つかの銀行の合併が報道された。またしても著者の予測通りとなってしまった。銀行を取り巻く状況を銀行の本来の役割とともに解説し、どこに問題があるか、何が問題なのかを淡々と述べている。4月以降の動きをにらみ、少し急いで発行したのか、一度読んだだけでは意味が通らなかったり、主語の定まらないパラグラ...続きを読む
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