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消費者は、理論で説明できる行動を取ることもあれば、まったく理に合わない行動を取ることもある。顧客が購買を決定するその決め手は何か? 顧客満足はどうすれば得られるのか? 本書は、社会心理学の理論をマーケティングに応用し、顧客行動・消費者行動を分析したものである。
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Posted by ブクログ
なぜその商品を買うのか?という消費者行動について、様々な角度から分析。事例も多く読みやすい内容となっている。
「プラットフォーム ブランディング」の中で参考文献として紹介されていた。教科書として良くまとまっているように感じた。以下、印象に残った箇所。 「関与の低い行動 ・選択は出来るだけ簡素にしようとする ・出来るだけ少ない要因を評価しようとする ・購入するブランドを頻繁に変える ・情報に関心がないし注意...続きを読むを払わない ・どれが正しい選択か判断できない ・誤った商品を購入する可能性が高い ・間違った選択でも後悔しないし、多くの場合気づかない ・セールス・プロモーションに反応しやすい ・環境要因に反応しやすい ・どのブランドを購入したか、使用したか覚えていない ・商品が壊れたり紛失したりしても精神的打撃が少ない 関与の高い行動 ・ショッピングに時間をかける ・多くの店を回る ・情報収集にもお金と時間をかける ・意識が高まり、情報に対して注意深くなる ・関連情報の記憶力も向上する ・選択肢の評価が複雑になる ・慎重に評価・選択する ・好みのブランドに忠実である ・他のブランドも試す意欲がある ・広告や記事によく目を通す ・ショッピングは楽しいと感じる ・ショッピングに価値を見出す ・商品に付随するサービスも大切であると考える ・価格に対する商品の価値を精査する ・商品に対する満足度は高くなる傾向がある ・商品を大切に使う」 「五感を通して取り入れる刺激 1視覚:75%、2聴覚:13%、触覚:6%、4嗅覚:3%、5味覚:3%」 「態度は時間をかけてゆっくり作られるが、一度作られた態度は、安定してなかなか変わらない。」 「消費者の態度形成や購買行動に与えるグループの力を効果的に利用することがマーケティングの大きな課題となっている。というのも広告宣伝など第三者から流されるメッセージより、身近な人から口コミで伝わる情報の方が、信憑性も高ければ影響力も強いのは明白であるからだ。口コミには行動を起こさせる力があるのだ。」 「ポジショニングの方法 1製品の属性を使う:性能、価格、耐久性、携帯性、希少性など 2製品の便益を使う:効率化、コスト削減、心理的満足など 3使用場面を使う:場所、時間、状況など 4ユーザーを使う:職業、年齢、ソーシャルクラスなど 5競争相手を使う:ヒュンダイvsホンダ、コークvsペプシなど 5製品カテゴリーを使う:種類、価格帯など」
消費者行動を分析した本・・・ こういう本って読むと頭で理解できるし、 なるほどーと納得するんだけど、。 どう活用して、自分の頭で考えて、形にしていくかって すごく大事。 そして、私にはできていないので、課題です。
心理学はプランナーの基本なので、特に広告代理店でプランナーをやってるとそうなんですけど、読んどいてそんはないと思います。
購買におけるプロセスは、数学のように明確な式で表せられるわけではない。 いくつもの要因が絡み合っている。それが外部環境であったり、家族構成や交友関係や住んでいる地域などの人と人とのつながりであったり、購買時の心理状態であったりと、予測ができないのがマーケティングなのだと感じた。 とはいっても、一つの...続きを読む気づきとして、「どのようにその商品を覚えてもらい、その商品で顧客を満足させるか」に尽きると思った。
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平久保仲人
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