ラテンアメリカ文学入門 ボルヘス、ガルシア・マルケスから新世代の旗手まで

ラテンアメリカ文学入門 ボルヘス、ガルシア・マルケスから新世代の旗手まで

858円 (税込)

4pt

4.2

一九六〇~七〇年代に旋風を巻き起こし、世界に強い衝撃をもたらしたラテンアメリカ文学。その潮流はどのように生まれ、いかなる軌跡をたどったのか。ボルヘス、ガルシア・マルケス、バルガス・ジョサ、ボラーニョら作家の活動と作品はもとより、背景となる歴史、世相、出版社の販売戦略なども描き出す。世界的ブーム後の新世代の台頭にも迫った本書は、広大で肥沃な新しい世界へ読者を誘うだろう。ブックガイドにも最適。

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ラテンアメリカ文学入門 ボルヘス、ガルシア・マルケスから新世代の旗手まで のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    この本のなかで、傑作と言われてる文学作品は信頼できそうな気がする、、
    読み進めていくうちにその想いは確信に変わった。
    ここ40年くらいでベストセラー、世界中で売れた(わりと崇高な作品とされているもの)小説であっても、この本のなかでは辛口で評価されてたりする。
    そしてラテンアメリカ文学の中で欠かせない

    0
    2023年05月24日

    Posted by ブクログ

    ラテンアメリカ文学というとマジックリアリズムしか知らなかったのだが,本書でその前後の文脈が理解できる。ブームがある種の陳腐化を招くところはどこも同じだなと思いながら読み進めた。

    0
    2021年12月25日

    Posted by ブクログ

    ラテンアメリカの小説が黎明期からこの100年でどのように変遷し、今や欧米や日本と並ぶ文学大国に仲間入りするも、どのような現代病を患ったのか書かれています。実はガルシア・マルケスくらいしか読んだ事ないですが、興味ある分野なので、本書をブックガイドにして作品をいくつか当たってみようと思います。

    0
    2017年01月30日

    Posted by ブクログ

    ここ100年くらいのラテンアメリカ、スペイン語圏の小説を巡る状況と背景を理解するのに、大変役に立つ一冊です。著者ならではの毒舌的!表現も楽しめます。

    0
    2017年12月21日

    Posted by ブクログ

    骨太なラテンアメリカ文学入門。書き手と読み手を含めた出版事情を踏まえて、文学的な潮流や作品論まで包み隠すところなく記述している。

    0
    2017年10月26日

    Posted by ブクログ

    凄まじい勢いで凄まじい労作を翻訳なさっている寺尾先生の作った教科書。
    索引がないのが残念だが……。
    作品論よりは、作品の完成に至る背景や南米文壇の歴史、出版社の思惑、などに力点が置かれており、その点でも面白い。
    憶えるくらいに読み込む必要あり。

    0
    2016年12月18日

    Posted by ブクログ

    単騎野を行くが如き仕事量の翻訳家、寺尾隆吉ならではのガイダンス本。巨匠の作品でも評価は辛辣。こういう著述態度で臨んでくれると、薦められた本に強い興味がわく。
    空前のブームを経て、現在では玉石混淆どころか玉が見つからなくなるように至る過程が、要点を絞って書かれている。流れをつかむ意味でも分かりやすく、

    0
    2017年01月04日

    Posted by ブクログ

    この本に出て来る作家の中では、ボルヘス、マルケス、リョサ(ジョサって書かれてるけど、うちにある本はいずれもリョサなんだよなぁ、わかればどっちゃでもええけど)、ボラーニョを「読んだことある」くらいで、すべて読んでるわけじゃない、ある意味入門書には最適な読者かも知れん。
    という立場で読むと、まぁ故人も多

    0
    2016年11月21日

    Posted by ブクログ

    ボルヘス、マルシア•ガルシアに興味があり、手に取った本。文学の歴史には、歴史や社会状況が反映されており、その文脈の中で、文学的な試行錯誤が行われてきたことがわかった。
    ボラーニョの作品を読んでみたくなった。

    0
    2023年08月05日

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