ひとごろしのうた

ひとごろしのうた

968円 (税込)

4pt

3.8

大手レコード会社に勤める元ミュージシャンの大路樹は、「ひとごろしのうた」と題されたデモ音源の歌声に魅せられる。歌い手不明のままCDをリリースした大路だったが、ある日、同曲に影響されたという殺人事件の記事が週刊誌に掲載されて――アガサ・クリスティー賞受賞後第一作となる出色の音楽業界ミステリ。

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ひとごろしのうた のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2017年02月03日

    本作は、少々“奇譚”というような風で、“謎解き”という風で、他方で遠い過去を引き摺る関係者と、然程遠くない過去を引き摺るような感も滲む主人公の“人間ドラマ”で、色々な要素が絡んだ「ビッグバンドの音」のような物語かもしれない…強く引き込まれ、時間を忘れて読み耽ってしまった一冊だ…

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    Posted by ブクログ 2017年03月26日

    「暗い日曜日」を思わず連想したけれど、そこまでの不気味さは持っていないな。
    よく練れているとは思うが、何ヶ所か「それはどうかなあ〜?」あり。
    音楽の力、青春の孤独…部分的には共感するところもあるが、うねり重視で細部が甘いような。。。

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    Posted by ブクログ 2020年12月31日

    オーディションのデモ音源の中にあった「ひとごろしのうた」という曲に魅せられた元バンドマンの主人公。「瑠々」というアーティスト名以外詳細不明なまま、CDリリースに踏み切るも、瑠々からのコンタクトは一切なし。そのうち、殺人事件の関係者が事件の前に「ひとごろしのうた」を聞いていたという噂が起こり…というス...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年05月02日

     元ミュージシャンのディレクターのもとに、1本のデモCDが届く。
     そのCDのタイトルは「ひとごろしのうた」。瑠々という名前のほかに何も書かれていないその歌はとても魅力的だった。ディレクターは歌い手を探しも兼ねて、ひとごろしのうたを世にだし、CDを発売した。
     ところが、そのCDを聞いた人が……とい...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2020年04月12日

    哀しくも怖い小説でした。
    悪意なく、でも情熱を持って真実を追う樹の姿勢は、好感が持て、かつ少しずつ明らかになる真実、その展開は、ミステリーとして読者を惹きつけ続ける力があるように思いました。

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