氷の秒針

氷の秒針

583円 (税込)

2pt

3.3

平成7年に社長一家惨殺事件と主婦強姦殺人事件が長野県で起きた。15年後、事件発生3ヶ月の違いが両者の明暗を分ける。一方は時効が成立してしまったが、もう一方は公訴時効廃止によって永久に犯人を追及できることになったのだ。両遺族の苦しみは交錯し、運命のいたずらが新たな悲劇を呼ぶ! 奪われた者の怒りと悲痛、そして切なる思いが胸を刺す、迫真のミステリー!

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氷の秒針 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    凶悪な2つの殺人事件。
    一家惨殺事件に、若妻惨殺事件。

    地道な遺族達の運動が実り、公訴時効が撤廃された。
    しかし、一家惨殺事件の方は、法律の施行日前であったため、時効が成立し、若妻惨殺事件は、継続して捜査が可能となった。

    やがて、一家惨殺事件の時効成立を待って、殺人犯が自首したものの、何者かによ

    0
    2018年12月19日

    Posted by ブクログ

     殺人罪の時効が撤廃されたが、平成七年に起こった、一人娘の小岩井薫を遺して一家3人が惨殺された小岩井事件についてはそれが適用されず、限りなく疑わしい鮎沢誠二を逮捕することができないまま、ついに時効を迎えてしまう。しかし鮎沢は時効が成立した途端、自首して自分が犯人であることを認める。

     時効が成立し

    0
    2021年09月05日

    Posted by ブクログ

    3月-15。3.0点。
    妻を殺害された時計店の主人、容疑者はいるが逮捕されず。
    一方、一家が殺害され、一人生き残った女性。被害者の会で知り合う。
    時効撤廃となるが、片方が時効、片方が継続と明暗が。

    双方とも解決とは言い難い結末。重く暗い感じが続くが、ラストに救いが。
    サラッと読める。

    0
    2020年03月27日

    Posted by ブクログ

    殺人事件の被害者遺族にとって、加害者は絶対に許せない存在だろう。その身になってみなければ想像もつかない。
    しかも、時効制度のあるころは、その壁に耐えがたい無力感を味わっていたことだろう。
    現在は、時効が廃止され、生きている限り加害者を追いつめる。けれども被害者遺族にとっては、時は解決せず、何の癒しに

    0
    2017年03月15日

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