ふたり狂い

ふたり狂い

721円 (税込)

3pt

3.6

「自分のことが書かれてる」小説の主人公と同姓同名の男が妄想に囚われ、作家を刺した。それに端を発し起こるデパ地下総菜売場異物混入騒ぎ、企業中傷ネット祭り、郊外マンション連続殺人。事件の陰には意外な“ふたり”の存在が。クレーマー、ストーカー、ヒステリー。私は違うと信じる人を震撼させる、一瞬で狂気に転じた人々の「あるある」ミステリ。

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ふたり狂い のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    奴らのような輩のことを、世間一般では狂ってると呼ぶのでしょうけれど、読んでいるとこの話の登場人物全員狂ってるのではないか?と錯覚してしまいます。実は奴ら全員が狂っていて…ちと登場人物の把握に手擦りましたが、後味の悪い流石のイヤミスでした。

    0
    2023年07月15日

    Posted by ブクログ

    連作短編集。(2009年3月)
    収録作品:エロトマニア / クレーマー / カリギュラ / デジャヴュ / ゴールデンアップル / ホットリーディング / ギャングストーキング / フォリ・ア・デュ

    0
    2018年08月11日

    Posted by ブクログ

    連作短編集。
    連作短編集という手法を活かしきった物語だった。
    脇役として登場していた人物が、次の物語では主人公として登場する。
    あちらこちらにすでに見知った人たちが配置されていて、それぞれの物語の微妙な関係性を教えてくれる。
    脇役しか与えられていないときには見えていなかった部分、壊れていたり歪んでい

    0
    2017年03月02日

    Posted by ブクログ

    【2023年17冊目】
    相関図必須の短編集。それぞれの話が少しずつ繋がっていますが、登場人物がそこそこいるので、一気に読まないと「あれ、この人前の話で何したんだっけ」と混乱することもしばしば。

    狂っているのは誰なのか。それとも全員狂っている世界が正常なのか。

    これから読む方は是非、相関図を書きな

    0
    2023年01月28日

    Posted by ブクログ

    最後が個人的には残念。。

    狂った人間の起こすミステリ短編集。
    短編集だけれどそれぞれの話が微妙に繋がっていて、前回のスピンオフ的な話が続く感じ。
    そして狂った人間の起こす物語はミステリというより、もはやホラー。

    内容は本当に狂気だしグロテスクな感じもあるのだけれど、口調や書きっぷりのおかげで何故

    0
    2021年08月03日

    Posted by ブクログ

    小説の主人公と同姓同名の男が妄想に囚われ、著者を刺してしまう。
    それに端を発し起こるデパ地下総菜売場での異物混入事件、企業中傷ネット祭り、郊外マンション殺人。
    クレーマー、ストーカー、ヒステリーなど、日常に潜む狂気を描いた短編集。

    一つ一つは独立した話ですが、各エピソードや登場人物が繋がっている連

    0
    2017年05月08日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    短編が、絡み合って最後には繋がってくのが面白いです。人間の思い込みによる怖さが、本当に怖いです。メンチカツ店の店長も、何故?、、。残念。
    マンションの事件は、色々な事件が絡み合って、最後こうきたか。って解決してスッキリしました。
    小説家の事件の方は、もやもやが残りました。
    ミサキとマイコ、熱狂的はフ

    0
    2021年08月17日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    自分の読解力が足りないせいか、よく分からない部分もありますが、真梨幸子らしい感じで楽しめました。
    ただ、人物相関がよく分からないかも・・・
    ジャパン光の部長は、後に奥さん尊厳死にでてくる夫で、
    ジャパン光の派遣嬢は、後に派遣先でマイコとイジメ問題起こす山口さん・・・であってる?

    0
    2017年02月23日

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