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オリンピック柔道金メダルを花道に引退した沢居弘人は、スポーツ省から特別強化指定選手「SA」(エスエー)の高校生・仲島雄平のサポートを命じられる。陸上長距離で日本記録を更新する反面、メンタルが弱い仲島の意識改革が狙いだった。次回五輪での「金メダル倍増計画」を国策に掲げ、アスリートを管理育成する体制に違和感を覚えながら練習に励む仲島のもとに、ある誘いが届く。選択を迫られた仲島は……。「堂場さんの『独走』は、日本がオリンピック熱に浮かされはじめたいま、とても貴重な視点をたくさん提供してくれるエンターテインメントだ。そして、人にとってスポーツがどんな意味を持つのか、根源的な問いを投げかけてくれる作品でもあるのだ。」――解説・生島淳氏、絶賛!
...続きを読むPosted by ブクログ 2017年01月14日
スポーツ大国を目指す(おそらく)近未来の日本を舞台としたスポーツ小説。メダル倍増を目標に設置されたスポーツ省が国家プロジェクトとして有望なアスリートの強化を管轄している状況下、陸上長距離の仲島は最もランクの高いS指定選手に選ばれます。恵まれた強化環境、練習メニューだけでなく食生活までも管理される競技...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年12月12日
「独走」って、そういう意味が含まれていたのだな。
存在したかも(するかも?)しれない、スポーツ大国を目指すもう一つの日本。
そもそも、人々にとってスポーツとは何ぞや?というところまで考えさせる内容。
しかし、作者の真骨頂である(と思っている)臨場感ある競技シーンが今回は少なめで、ちょっと物足り...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年04月29日
スポーツで頂点を目指す者にとってオリンピックは紛れもなく最高の舞台である。 この作品は、そのオリンピックでメダル獲得数増加を目指す管理スポーツの有り様に一石を投じる作品だった。 国や競技団体がどんな関与をしようとも、血が滲む汗と涙を流しているのは選手自身である。 東京オリンピックに向けては国が相当関...続きを読む
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