思いやりある子の育て方 「まかせて」伸ばす教育のすすめ

平井信義

お母さん、あなたのお子さんはいきいきしていますか。年下の子や、弱い立場の人を思いやる温かい心の持ち主ですか。子どもの人格形成にとって大切なもの……それは、「思いやり」と「自発性」の発達です。そしてそれは、家庭での子育てのあり方によって決まります。本書は、児童心理学の権威が、子どもたちとのふれあい体験をもとに、本当の「よい子」の育て方をアドバイスします。

• カテゴリ: ビジネス・実用
• ジャンル: 暮らし・健康・美容 / 出産・子育て
• 出版社: PHP研究所
• 掲載誌・レーベル: PHP文庫
• ページ数: 256ページ
• 電子版発売日: 2017年01月20日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 1MB

[ブクログ · ★★★☆☆]

叱らないことが大切だと何度も説いているが、まずもって怒ることと叱ることを区別し、その上で叱る必然性も書いて欲しかったなあと。自発性が著者の教育論の大黒柱らしく、遊びと自発性の関連はなるほどと納得。遊び＝レクリエーション(再創造)で、レジャー(享楽)ではない点に於いて大人のそれと同一視すべきでないという論にも、異論を挟む余地はない。自発性の意味が敷衍し、様々な成長過程において影響を及ぼすことを学べた。