ダブル・ミステリ

ダブル・ミステリ

1,934円 (税込)

9pt

3.0

直球のフーダニットとトリッキーなサスペンス、二本の中編を収録。驚愕の結末は、巻末に──。数々の不可能犯罪を解決してきた弁護士・森江春策。彼は幻の映画の上映会に招かれ、潮が満ちると孤島と化す地・天眼峡に建つホテル《月琴亭》にやってきた。しかしそこに集った他の四人は、それぞれ異なる理由で呼び出されたことが判明する。クローズド・サークルで起きた殺人事件に名探偵が挑む直球のフーダニット!(「月琴亭の殺人」)磯島健太が死んだ。いい加減なのに憎めない、わたしの元恋人が――。頼りない恋人を見切ってシングルマザーという選択肢を選んだライターの“わたし”は、妊婦が電車内でトラブルに見舞われて急死した事件を取材中、奇妙な違和感を覚えた。被害者女性の周辺では事故死が相次いでいるのだ。この不気味な事実に着目したわたしだが……。(「ノンシリアル・キラー」)2つのミステリが重なるとき、世界は反転する──芦辺拓、一世一代の大仕掛け!※収録しております「ノンシリアル・キラー」「解決編」は、電子書籍版収録にあたり、紙書籍版と仕様が異なる部分がございます。

...続きを読む

ダブル・ミステリ のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    最初はややドタバタした感じででしたが、途中から謎が深まり、もう一つのミステリも「どうつながるんだろう?」と訝りながら読み進めていました。
    最後には2つのミステリを1つに絡ませて、一気に締めくくっていたのが印象的でした。

    0
    2024年02月01日

    Posted by ブクログ

    前から読んだら密室ミステリー、後ろからはノンシリアルキラー真ん中のページで解決するという凝った作り。

    0
    2022年05月24日

    Posted by ブクログ

    探偵 森江春策を含む5人が偽の招待状で陸の孤島になる館に集められる「月琴亭の殺人」。
    元恋人の死と連鎖したような事件を追う記者「ノンシリアル・キラー」。

    どちらから読んでもよくて、解決編は真ん中の袋とじに―という面白い仕掛けにワクワクした。(どちらも読んでからでないと解決編に不明な部分が出てくる)

    0
    2021年03月05日

    Posted by ブクログ

    本の前後両方から別々の物語を読み、真ん中の袋とじでその二つが合体した解決編という面白い仕掛け本。後ろから読む話はウェブページという設定で横書きである。
    心意気のわりにミステリとしての驚きは微妙だが、人間の二面性が面白かった。
    これ、電書もあるようだがどうなってるんだろう。

    0
    2018年06月28日

    Posted by ブクログ

    ミステリ2作品が前後に分かれて収容されており、解決編は袋綴じ。ミステリ好きには堪らない装丁になっている。
    面白い設定であり解決編もそれに基づいた趣向になっている。意外な犯人ではあるが片方を読んだだけでは解らない点にアンフェア感がある。
    充分に楽しめる内容ではある。

    0
    2018年01月06日

    Posted by ブクログ

    ミステリ。サスペンス。
    前からも後ろからも読める本。折原一さんの『黒い森』を読んで以来。
    前から読むと孤島もののミステリ。後ろから読むと社会派サスペンス。真ん中の解決篇でリンク。
    それぞれの事件は正直たいしたことないが、こういう意欲的な作品は好み。

    0
    2017年04月30日

    Posted by ブクログ

    【収録作品】琴亭の殺人/ノンシリアル・キラー 
     仕掛けは面白いし、冤罪を生み出す仕組み、男社会の歪さなど、現代社会の問題点が指摘されていて興味深い。ミステリ部分はあっさり。

    0
    2017年02月23日

    Posted by ブクログ

    小説の構造がうまく行ったかっていうとうーんって感じだなあ。
    二つの作品を単品ずつで読みたかったなあって部分はありますね。
    サイコミステリのは、最後に意外なミッシングリンクが明らかになる本格として芦辺拓の新たな境地を見せてくれそうだったのに。
    まあ、普通に両方面白かったけど。

    0
    2017年02月01日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    【ネタバレあり】



    前から読んだり後ろから読んだり、解決が真ん中に挟まってて袋とじになってたり、わくわくする構成で読む前からテンションあがりました。
    しかし、構成は極上なのですが、なぜあんな大掛かりな舞台設定が必要だったのかとか、A面とB面が自分の中でうまく一本の線に繋がらなかった部分もありまし

    0
    2017年02月18日

ダブル・ミステリ の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める 小説

小説 ランキング

芦辺拓 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す