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戦争では、多くの犬や猫も犠牲になった。愛するペットを殺されるとわかっていて差し出さなければならなかった人々の悲しみは、今も胸に深く刻まれている。著者はその記憶をたどりながら、戦争という狂気の時代がどんなものだったのかをつきとめていく。
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Posted by ブクログ
『犬の消えた日』その後。 戦時中に犬を供出させられた人、供出させた人、 供出させられた犬たちが実際にどう使われたのか、 そして犬だけではなく猫も供出対象だったという事実。 当時は追い切れなかったそれらへの取材結果を 1冊を通して「旅」になぞらえてまとめてあり、 『犬の消えた日』より さらにわかりや...続きを読むすくなったように感じました。 戦争の話を読むといつも思います。 当事者に話を聞ける機会が、 もうじきなくなってしまうんだと。 (2009年11月24日購入)
戦争中、飼い猫・犬は「供出」させられた。 そのことを知った著者は、詳しいことを知る人たちの証言と証拠を集め始める。 …撲殺を逃れようとしたたくさんの猫たちがしがみついている「猫の木」が、猫の震えでふるえている… この描写を、私は一生忘れられないと思う。
児童書、なのですがノンフィクションとしてカテゴライズしました。 今年も戦争を思う終戦記念日が過ぎましたが、夏休み中ということもあって戦争関連の自由研究や感想文の資料として本をお子さんに勧めることがままありましたが、実はこの本はノーマークでした。 戦争そのものについてとっかかりにくいお子さんでも犬...続きを読むや猫という興味の持ちやすいきっかけからなら手に取ってもらいやすそうと感じました。 そして内容も、大人でも知らない事実がたくさん書かれていました。今まで知らずにいたことであり結構衝撃的でした。 著者の方は犬や猫を中心とした動物に関する本をたくさん書かれている方で、動物関連のお仕事をしたい(トリマーや動物看護士など)お子さんのための本などもたくさんありました。この本をきっかけにそういうところにまで広がっていくこともあったらいいなと思いました。 お子さんはもちろん、大人の方にも読んでいただきたい一冊です。
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