日本陸軍と中国 ──「支那通」にみる夢と蹉跌

日本陸軍と中国 ──「支那通」にみる夢と蹉跌

1,155円 (税込)

5pt

4.5

中国スペシャリストとして、戦前の対中外交を率いた陸軍「支那通」。その代表的人物・佐々木到一は、孫文はじめ中国国民党の要人と深い親交を結び、第二次北伐に際しては国民革命軍にも従軍した。しかし、その後、支那事変(日中戦争)では南京攻略戦に参加して、いわゆる南京「虐殺」の当事者となり、戦後、激しい批判にさらされることになる。革命に共感を寄せ、日中提携を夢見た彼らが、結果としてなぜ泥沼の支那事変へと両国を導くことになったのか。われわれは、どこで道を誤ってしまったのか? 「支那通」の思想と行動を通して、戦前の日中関係の深層に迫る。

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日本陸軍と中国 ──「支那通」にみる夢と蹉跌 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    私は「失敗の本質」は、それまで似たような本を複数読んでいたことから、世間の評判ほどには面白く感じられなかったが、この本には私にとって新鮮な視点が多く、面白かった。

    旧支那通も新支那通も独りよがりなんですな。
    ロマンの悪い面ですな。

    0
    2020年07月30日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    中国人に近代国家建設の能力が欠けているという認識は、支那通軍人に共通していた。そして、辛亥革命が支那通青年将校の血を湧かせることになるが、それは、アジア連帯あるいいは「東亜保全」的な理念が彼ら支那通軍人の間に脈々と流れていたことを示唆している。この時代の日本人は自分たちの力で、中国の建国を謀ったこと

    0
    2016年10月01日

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