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ドキュメンタリー映画でも話題になった、山口組の顧問弁護士を長きにわたって務めてきた山之内幸夫。なぜ彼は山口組の弁護を請けることにしたのか。山口組を近くで見続けてきた男が語る、暴力と弁護。手記、独占出版。 第一章 山口組分裂の背景 第二章 代紋の重み 第三章 ヤクザの民事介入暴力と薬物 第四章 月額十万円の顧問弁護士 第五章 四代目山口組の船出、そして射殺 第六章 暴力団の運命 あとがき
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Posted by ブクログ
日本で唯一?ヤクザの顧問弁護士だった著者。 だった、というのは、懲戒食らって廃業したから。 そもそもそのことにも問題あると考える。ヤクザは人間ではないのか。日本人ではないのか。 マフィアと、ヤクザは全く違う。 ヤクザは存在が認められて?来てはいたが、堅気を対象にした民事介入暴力があまりに酷くなっ...続きを読むて来たんで、締めにかかっている。そもそも、日本最大の暴力装置である警察が本気になったらヤクザなぞ完全に消滅させることができるのに、そうしていないところが独特の関係を顕示する。 出てくる警察はほぼ大阪府警だろうが、ほぼ、ヤクザやな。昔は。 法律通りなら有罪になる親分を、起訴させないように持って行く下り、弁護士の仕事としてはそれでいいんだろうが、なんだかなあ、と思わなくもない。 全編通して、ヤクザに対する愛を感じる。
神戸山口と分裂した後の出版だけに、最新事情を反映している点に大きな価値がある。顧問を辞めた、という背景も配慮したい。
あまり面に出てこない話が垣間見れて面白い/ 文章が読みやすい/ ヤクザという組織の解釈や分析が分かりやすい/
少数派の人権こそ守られるべきだし、守らなきゃいけないという気持ちは見習わないといけない。 山之内先生はヤクザに魅せられたというよりも、魅せられた人がヤクザだったという感じがする。 暴力団事件はエンターテイメント的な面白さがあるけれど、それだけで山之内先生のような仕事はできないでしょう。 #読書 #...続きを読む読書倶楽部 #読書記録 #山口組顧問弁護士 #山之内幸夫 #2017年6冊目
山口組組員の刑事弁護人から始まり、山口組顧問弁護士まで務めた著者による、山口組をはじめとするヤクザのルポルタージュ。 山口組トップ層の勢力争い、組同士の熾烈な抗争や、ヤクザの実態・特徴などが、著者の体験に基づき生々しく語られる。 落ちこぼれを掬う「セーフティネット」としてのヤクザ社会。 憧れてヤ...続きを読むクザになる者もいるが、家族欠損、貧困、被差別など、本人の責に帰すことができない理由からこの世界に入っていく者も多数いる。 単に自業自得では片付けられない、根深い問題がある。 ヤクザによる犯罪や暴力に擁護の余地はないが、ヤクザ社会がある種の必要悪的側面を持って(しまって)いることは否定し難い。 ヤクザとは何であるかを知り、考えることのできる本。 話題が唐突に変わるなどして読みにくいところも多々あるが、山口組(元)顧問弁護士という無二の存在が本音で語っており、その意味でも貴重な本である。
山口組に集まった男たちの気の遠くなるような年数、そして数々の命を奪った血と涙の山菱ブランド ヤクザの行動原理 他国ではマフィアは地下結社
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