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「俺は帰る」――イタリアから招聘した指揮者がリハ中に大激怒。さて劇場側はどうする!? 日本随一のオペラハウス、新国立劇場で専属の合唱指揮者として活躍する著者が、知られざる舞台裏と個性的な人々について語り尽くす。スカラ座やバイロイトでの経過から語る比較文化論や、カラヤンやクライバーを例にとった「理想の指揮者」論も。読めば今すぐオペラが観たくなる! 著者が創り手の目線で選ぶ作品案内を特別収録。
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Posted by ブクログ
現役バリバリで世界を舞台に飛び回る指揮者だけに臨場感は圧巻! とくにドイツ合唱団のバス団員の半数以上が身長2m以上で体重も100㎏以上という話は驚かされた。それどころかバイロイトの祝祭合唱団は普通人の声の限界点からさらに1オクターブ下まで出せるロシア人を特別待遇で雇っているとなれば、日本人には...続きを読む想像を絶する世界だろう。三澤氏がヤケ状態になるのはもっともな次第である。 ところがミラノのスカラ座合唱団を聴いてアッサリと気楽になれるところは、まことに楽天的でおもしろい。イタリア人は体格も声の質も日本人と大差ないし、ドイツ人の合唱団はイタリアを目標としているという話を聞けば、晴ればれとした気分になるのも分かろうというものである。 なにか珍しい世界を覘かせてもらったような気分である。
海外の人と仕事するときに役立ちそうな一冊。 テンポのいい語り口調と親近感のわく著者のキャラクターによって、音楽やオペラを全く知らない私でも楽しんで読めた。編集者と指揮者って似てると思っていて、指揮者ってどういう仕事なんだろうと興味がわいて読んでみたんだけど、なかなかに奥深く、そしてストイックな世界だ...続きを読むった。 著者は優秀なので、面白おかしくサラッと書いているけれど、弟子入りするのに直談判したり、海外の大物指揮者に対して物怖じせずに物申したりと、才能だけでなくストレートな行動力も持ち合わせていて、尊敬する。 情熱も大事だとよくわかった。 全く接点のない世界の話だけど、舞台に立ったときの感覚とかリーダーシップとか、臨場感があって読んでいて舞台の空気感が伝わってきた。
「舞台をつくる」という副題から、舞台装置とか照明、音響、衣装等のハード面を期待して買いましたが、音楽についての内容でした。 (自分が確認しなかったのが悪いんですがね) でも、ドイツオペラとイタリアオペラの違いとか参考になりました。…と言いつつオペラを観に行く予定は全くないんですが。
オペラを演奏するときのあれこれや合唱指揮の仕事が書かれていてとても興味深く読めました。 なんせ、オペラのオケなんかそうそう参加できるものではないですから。 指揮者との議論とか勉強になるなぁ。 これで、自慢話がもう少し少なければ。(^^;
それほどオペラに関心が強いわけではないですが、 一気に読み終えてしまいました! 序文が素晴らしい。 ノンフィクションかというとちょっと微妙ですが。
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オペラ座のお仕事 世界最高の舞台をつくる
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三澤 洋史
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