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「自分がなにをやってのけたのか、わかってる? 音楽産業を殺したんだよ!」田舎の工場で発売前のCDを盗んでいた労働者、mp3を発明したオタク技術者、業界を牛耳る大手レコード会社のCEO。CDが売れない時代を作った張本人たちの強欲と悪知恵、才能と友情の物語がいま明らかになる。
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Posted by ブクログ
スリリングなノンフィクション。 音楽を盗んで無料でばら撒いていた人 それに使われている技術を生み出した人 音楽そのものの供給者のトップ 大きく3つの軸から描かれる、音楽がデジタル化・無料になっていく様子。取材力もすごいし、構成も面白い。 近年はサブスク・ストリーミングが主流になったように思うが、どん...続きを読むな変化にもドラマがあるんだろうと思うとワクワクする。
2000年代、自分の周囲でも「悪気無く音楽・動画をシェアすること」が流行したことがありました。 その舞台裏を明らかにする本作は非常に興味深く読めました。 その後、日本では「不正にアップロードされた著作物をダウンロードすること」自体が犯罪化されましたが、その頃には流行も一段落しており、やや対応が遅きに...続きを読む失した感はあります。 そういえば、以前、歌手の川本真琴さんが、「音楽のサブスクを考え出した人」を過激な表現で批判して問題になりましたが、音楽業界がサブスクリプションというシステムを導入せざるを得なくなった状況については、本書を読めばより理解が深まるのではないかと思いました。
めちゃくちゃ面白かった! 1990年代〜2000年代 ・mp3規格の開発と苦難 (1996) ・ネット環境の向上。デジタル化の萌芽 ・mp3プレイヤーの開発 ・窃盗行為による海賊版の横行。フィジカルな海賊版から、組織的な音楽海賊団の手でネットの海へ。 ・ナップスター(P2P)の革新と退場...続きを読む ・シェアの非アンダーグラウンド化(民主化) ・ビットトレント登場 ・iTunes、iPod登場 ・業界構造の根本的変化。著作権、広告収入 ・2011 史上初、録音音楽とライブの売り上げ逆転 ・2012 デジタル音楽売り上げがCDを上回る(北米) ・2013 ストリーミング収入が初の10億ドル超え テクノロジーと卓越したビジネス眼、人間の欲と犯罪が、世界を前に進ませる。 mp3開発チームが正当な対価を得られていて良かった。 最強の音楽エグゼクティブ ダグ・モリスとJay-Zのコイントス。ジジイになってもクールなモリスに痺れた。
めちゃくちゃにCDを買い漁っていた僕としては、圧縮音楽なんぼのもんじゃい!と思っていましたし、今も思っている節はありますが、世界規模で見れば、配信や海賊版の音楽の需要がCDなんかよりずっとずっと多いのでしょう。 CDケースで棺桶を作って、お坊さんに怒られたい願望がある僕は、配信音楽を蹴飛ばしてCD...続きを読むを買い続けたいと思います。棺桶作れるくらいCD買います。
すごくハラハラドキドキするノンフィクションだった。最新曲を盗んでアップしている人たちって、曲を無料で聴きたいとかそんなところは通り越して、スリルジャンキーになってしまうんだなあ。音楽はこのような段階を踏んで無料になってしまったけど、他の分野も似たような経緯を辿るんだろうな。こないの
音楽がタダになった理由 (1)音楽の圧縮技術の向上 (2)音楽リークグループの出現 (3)広告収入という新しいモデルの登場 MP3の意図しない広がり 悪気なくやっていたことがまさかの展開に 音楽ビジネスの儲け方の変化 VEVOの発想、アップルの台頭 裁判ではほぼ無罪に
苦労の末、音楽の圧縮ファイルを生み出した技術者と研究仲間、 新たな音楽領域を開拓してのし上がってきた大手レーベルのCEOとその周囲の人々、 音楽共有ファイルの世界でリークにのめりこむ、CD製造工場の従業員とリーク仲間、 一見全く関連なさそうな3つのグループがあるきっかけで絡まっていた糸がスルスルとほ...続きを読むどけるようにつながる。 音楽にもテクノロジーにも全く詳しくないですし、 次々と出てくる登場人物を追うのもなかなか大変ですが、 ストーリーに入り込んで一気に読んでしまいました。 ネットから音楽や映像がダウンロードできたり、 ストリーミングてきたりするというのは、 今では当たり前のようにできますが、 色んな方が関わって可能になったのだと感じた次第です。
CDからmp3へ、とか、アルバムからライブへ、とか音楽業界のビジネスモデルは縄文時代から弥生時代へ、ぐらいに変化した、と聞いていますが、音楽の縄文と弥生の間の革命の物語。革命と言っても勇ましいものはなくてぐちゃぐちゃしてて当事者としても何が何だか解らぬうちに進行していく、今と地続きの10年ぐらい前の...続きを読む出来事を著者は丹念に取材しています。テクノロジーサイドからブランデンブルグという歴史の表舞台には出て来ない天才、コンテンツサイドからトレンドを更新し続けた音楽産業の大立者のモリス、そして本人の自覚無しに音楽の状況を変えた海賊としての一市民のグローバー、という3人の交わらないけど結果的に絡み合ってしまう人生を丁寧に拾っています。そう、歴史になる前の今だからこそのドキュメンタリーでした。この本の中ではスティーブ・ジョブズもちょっとしか出て来ない脇役。デジタル革命って数知れぬ無名の人々が意識せずに実現してしまう英雄無き革命なのかも、と思いました。
大企業フィリップスの政治力の前に標準化に敗れ、mp3をWebに無料で公開した、失意のドイツ人技術者(特許は取得していたので、その後はライセンスで巨万の富を築く) アメリカの片田舎のCD工場よりCDを盗み出し、全世界に拡散さることになった黒人労働者(実刑判決を受ける) 世間の非難を浴びるラップを売り込...続きを読むみCD業界を牛耳ることになる強欲エグゼクティブ(年収1400万ユーロ!)。 彼らの個々の欲望が、インターネットの発展と結びついて、結果的に音楽産業自体を破壊してしまった物語。 ダウンロードを繰り返し、自分のHDDの中にmp3アーカイブを作った人たちも、CDというもの”物”自体が無くなれば、そんな行為も廃れる。物があってのコレクション。ストリーミングとクラウドの時代には過去の話となりつつある。
夢中になって読んでしまった。 本当に映画のようなノンフィクション。 mp3の誕生からそれがどのように拡大していったのか、既存のCDというパッケージの商売をしていた業界がどのように変わっていったのかをこんなにもドラマチックに描けるのは本当にすごいと思った。 企業と海賊達が繰り広げていた争いのピークの時...続きを読む期2000年から2006年くらいの時期は音楽が死ぬほど好きな自分の中でも一番いろんな音楽を聴いていた時期だと思う。 たしかにその時期はP2Pやトレント、CCCDなど色々なものがあったなと思い出す。 インターネットの力が既得権益を崩壊させた大きな出来事であり多くのユーザーが望んでいた形に色々な出来事が複雑に絡みながらも実を結んでいったことに資本主義の真理のようなものを感じる。 またこの本がひとつの企業を主人公にしているわけではなく、しかも関わった人間が身分も分野もまったく関係ない人達であり、そんな人達がある時期に攻防を重ねまたそれぞれの道を歩んでいくことが本当に映画のようだと感じた。 アランエリスが著者に送った最期のメール「あれはボクの人生の一時期のことで、楽しんだけれどもう過去のことだ」の言葉が本当にカッコイイ。
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