感情で釣られる人々 なぜ理性は負け続けるのか

感情で釣られる人々 なぜ理性は負け続けるのか

748円 (税込)

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近年、日常生活の様々な場面において、理性よりも「感情」に訴える主張が注目を集めている。それは、SNSの炎上や、職場での過剰なサービス精神の強要、選挙戦で感情的に訴える候補者が有利になりやすいといった現象にも見られる。本書では、国家や企業、共同体が、巧妙に感情的な共感を引き出し、献身や購買といった形で人々を動員している実態を詳述。そして、もっともらしいだけで中身のない議論に騙されず、感情で釣られないための対策として、「冷静に考える」ための条件や環境を整える方法を示す。注目の政治社会学者による革新的論考。【目次】はじめに/第一章 自分で決められる? 感情で釣られる人々/第二章 マーケティングの中の「自分らしさ」/第三章 感じる政治/第四章 私たちはどういう社会を生きているのか/第五章 自分自身を知る(釣る)ために/あとがき/読書案内 参考文献にかえて

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感情で釣られる人々 なぜ理性は負け続けるのか のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2017年11月14日

    知らず知らずのうちに情報操作に引っかかってしまったり、社会や周囲のムードに流されやすいことを情けなく思っている身であるがゆえに、この本は心に沁みるものがあった。とはいえ、たまたま衆議院選挙の直後に読んだので、感情に翻弄される日本の政治が哀れに思えた。

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    Posted by ブクログ 2017年03月08日

    ■ダニエル・カーネマンは人間が何かしらの情報を処理する過程は,感情(システム1ファスト),理性(システム2スロー)の二つのシステムからなっており,理性(システム2)は期待されるほどには優れておらず,むしろ感情(システム1)に左右されていることを明らかにしている。
    ■「選択肢が増えすぎると人はむしろ何...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年01月29日

    行動経済学×政治社会学。アダム・スミスからエマニュエル・トッドまで。まるでイギリスEU離脱やトランプ当選後に書かれたような文章があるが、刊行はそれより前。

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    Posted by ブクログ 2018年10月28日

    【由来】


    【期待したもの】

    ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。

    【要約】


    【ノート】
    ・ナッジ gtdが最後に出てきて意外。もちろん、自分的には嫌いではないけど。そもそもアレンは、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年05月19日

    橘玲っぽいテイストと思ったら文中に出てきた。
    労働、マーケティング、政治など幅広い分野における感情のハッキングを紹介・批判。
    人間は理性がそんなに強くなく、感情で動きやすいので、それを前提にしたシステムにすべき。
    考えるべきことが多い現在、システムやテクノロジーを利用して、優先度をつけていくことが大...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年02月18日

    久々に読み応えあった!

    ナッジまみれを前提に。
    理性があるから、「冷静になれば」、というだけではなく、そうなれる条件や環境が何なのかを整理して考えていく。

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    Posted by ブクログ 2018年11月11日

    人間がなぜ理性ではなく感情で動くかということを、社会政治学の立場から分析した一冊。

    行動心理学の本ではないので、その点は差し引くとしても、あまり言ってることが理解できなかった。

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    Posted by ブクログ 2017年06月24日

    まあ実際のところ理性より感情の方が優位なんだからあんまり理性理性言いなさんなという言説にシンパシーを抱いていたのだけど、確かに筆者のいう通り、かつて十分に理性的であった時代なんてないのだから、方向としてはいかに感情のウェイトを下げられるかという思考に向かうべきなんだよな、納得。

    それにしてもナッジ...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2016年09月04日

    至極まっとうに思考しているのだけれど。ちょっとした工夫と見直しが答えというのが肩透かし感がある一方強烈に説得力がある。

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2020年11月07日

    題名に興味を惹かれた一冊。人間はそもそも感情的な生き物であるという前提に立ち返ることで、理性や意志のだらしなさを説明している。また理性を強化する手段として、共感能力に期待する方法と理性による管理の徹底を示唆している。

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