暴力について――共和国の危機

暴力について――共和国の危機

3,520円 (税込)

17pt

4.3

ベトナム戦争、プラハの春、学生運動… 1960年代後半から70年代初頭にかけて全世界的な広がりをみせた騒然たる動向を、アーレントは亡命の地・アメリカ合衆国でどのように考えていたか。「国防総省秘密報告書」を手がかりに嘘と現実(リアリティ)との政治的なあり方を論じた「政治における嘘」、暴力と権力との相違をテーマにした「暴力について」、さらに「市民的不服従」など、本書は、情況への鋭い発言のかたちをとりながら、われわれとわれわれを取りまく世界への根本的な問いを投げかけている。「政治とは何か」をもっとも明快かつ具体的に論じた書ともいえよう。

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    Posted by ブクログ

    暴力について―共和国の危機
    (和書)2012年02月01日 16:15
    2000 みすず書房 ハンナ アーレント, Hannah Arendt, 山田 正行


    ハンナ・アーレントさんの本は良いです。自分自身もそれに近づける様にしたいと思うことができる。そういう人の本は非常に有益だし、生きていくのに

    0
    2020年09月27日

    Posted by ブクログ

    「暴力について」。ハンナ・アーレント著。英語版初版1972年。山田正行訳、みすず書房、2000年、261頁。

     ハンナ・アーレントさんは1906-1975。ドイツ生まれのユダヤ人?ユダヤ系だったそうです。
    お父さんは電気工事技師さんだったそう。ご両親ともかなりなインテリ教養人。ドイツで哲学を学んで

    0
    2017年03月24日

    Posted by ブクログ

    「暴力について」の他に、数編論文が収められているが、やはり中心となるのはこれ。
    アーレントは、まず、暴力=Violence=Gewaltをたの混同しやすい概念からの分離でもって、論述を開始する。
    すなわち、権力、力、強制力、権威などからである。
    この暴力についての考察は、ベンヤミン「暴力批判論

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    アーレントの論考とインタビューを集めた著作。各論文の内容は、1960年代ごろのアメリカの政治問題についての論考になっている。しかし、そこで扱われるテーマは時代的制約を超えた普遍性を有している。権力と暴力の概念的区別や市民的不服従の問題など、各論文で提起されている思想的問題は今なお十分な解決を見ていな

    0
    2012年09月14日

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    ベトナム戦争、プラハの春、学生運動…1960年代後半から70年代初頭にかけて全世界的な広がりをみせた騒然たる動向を、著者は亡命の地・アメリカ合衆国でどのように考えていたか。
    「国防総省秘密報告書」を手がかりに嘘と現実(リアリティ)とのあり方を論じた「政治における嘘」、暴力と権力との相違

    0
    2010年07月19日

    Posted by ブクログ

    この手の本って、著者と読者が問題意識を一にするか、あるいは、著者の問題意識を読者がよく理解していないと、読めないんだろうな。政治学の基礎とか分かっていないから、非常に難解。一時間に5ページぐらいしか進まないもん。でも頑張って読みます。

    0
    2009年10月04日

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