笑い

笑い

1,023円 (税込)

5pt

4.0

「笑い」を引き起こす「おかしさ」はどこから生まれるのだろうか。ベルクソンは形や動きのおかしさから、情況や言葉、そして性格のおかしさへと、喜劇のさまざまな場面や台詞を引きながら考察を進める。ベルクソンの主要著作群のなかで異彩を放つ、「ベルクソン哲学の可能性が最も豊饒に秘められた」、独創性あふれる思考の営み。ベルクソンの著作のなかでもっとも版を重ねたロングセラーを分かりやすい訳文と詳細な解説で読み解く

...続きを読む

笑い のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2020年10月09日

    「笑い」は知性のものか感性のものかでいうと、知性のものだという。
    感性(感情性といったほうがいいのかもしれない)が強ければ、
    つまり愛情や憐憫の情が知性をまさっていれば、
    滑稽な場面でも笑う場合ではなくなる。
    愛情をもっていても笑えるのは、愛情をひととき忘れるからだそう。

    つまり、「笑い」は硬直性...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年08月31日

    おかしさに基づく笑いについて講じた書。

    それが成立する諸条件について考察する際の助けとなる。

    本書はおかしさ、すなわち不調和に基づく笑いをテーマに考察をしているが、漱石の「草枕」にみられる東洋的な超然的歓びに見出される構造とも共通する部分が見られることに気づく。

    0

笑い の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

光文社古典新訳文庫 の最新刊

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

作者のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す