許されざるもの

許されざるもの

990円 (税込)

4pt

4.0

急増する野生動物による被害。狂った生態系のバランスを取り戻すため、中国からオオカミを移入し八ヶ岳に放つ計画が持ち上がった。野生鳥獣保全管理官の七倉航もプロジェクトに携わることになる。反対派との対立や中国奥地での過酷な現地調査、政治家の利己的な思惑……数々の困難を乗り越え、計画を実現できるのか!? 自然と人間が織りなすダイナミズムに満ちた冒険小説!

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許されざるもの のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    生活の中で野獣を見る機会がなく、獣との共存など考えたこともない。 被害に遭われた方には申し訳ないが、鹿に対しても害獣という意識はなく熊の被害すら現実感に乏しい。 樋口さんは、そんな私をいつも野獣の吐息が頬に当たるほどの森の奥へ連れて行ってくれる。 今回は野山を颯爽と駆け巡る狼の姿が目に焼き付いて離れ

    0
    2023年04月29日

    Posted by ブクログ

    自然を操るように、操る事ができると思っている人間社会。立場を変えれば○も×になる。中国に議員、公安、マスコミなど少し広がり過ぎ感はありますが、自分なりに深く考えて行くことは必要、と再認識

    0
    2021年09月23日

    Posted by ブクログ

    帯や裏表紙の解説を確かめもせず、最初の頁を開いたとたん、七倉航というなつかしい名前を見つけ、この作品が『約束の地』の続編だと、初めて知った(笑)。
    もちろん、単独で読んでも少しも支障はないと言っていい。
    『約束…』が、七倉の娘が小学校5年の時の出来事であるのに対し、この春中学生になったという説明から

    0
    2018年02月09日

    Posted by ブクログ

    日本の野山にはかつてニホンオオカミが食物連鎖の頂点に君臨し、野生鳥獣の個体数の調整弁を担っていた。そのオオカミが日本人による森林乱開発等が起因で絶滅に至る。その張本人である人間は今度は中国からオオカミを移入し、南アルプスに放獣し、個体数の維持を復活させる一大プロジェクトを企図する。

    はたして、幾多

    0
    2016年08月23日

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