行動経済学の逆襲

行動経済学の逆襲

“ぐうたら”学者がいざなう、行動経済学誕生の波乱に満ちた舞台裏。伝統的な経済学の大前提に真っ向から挑んだ行動経済学。そのパイオニアが、自らの研究者人生を振り返りつつ、“異端の学問”が支持を集めるようになった過程をユーモアたっぷりに描く。行動経済学は、学界の権威たちから繰り返し糾弾されながらも、どのように反撃して強くなっていったのか? これからどう発展し、世界を変えていけるのか? “ナッジ”の提唱者がすべてを書き尽くした渾身の力作。

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行動経済学の逆襲 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    新しい学問分野(伝統的な経済学の大前提に真っ向から挑む「行動経済学」)が、学会の権威たちから「棒打ち刑」を受けながらも、影響力を高めていった過程が、自らの研究者人生を振り返りながら、詳細に書かれています。

    最近読んだ 「最後通牒ゲームの謎」で「エコン」という言葉を知り、参照文献にあげられていたこの

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    2022年02月20日

    Posted by ブクログ

    セイラー氏も行動経済学も知らなかったが、読み進めるにつれすっかりファンになってしまった。
    とりあげられているエピソードが秀逸なものばかり、誰かと飲みながら議論したくなる。
    難解な内容もあり、なかなか頭に入ってこない部分も多いが、秋の夜長をじっくり楽しめた。
    合理的に行動できない我々"ヒュー

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    2019年10月27日

    Posted by ブクログ

    きっかけは、仕事先の部長の「ナッジを見てうまく使いたい」という言葉に、「ナッジ??」となって、検索して手に取ってみた。

    「ナッジ(小突く)」という言葉の生みの親である、リチャード・セイラー氏がこの本の著者。本の構成は、セイラー氏の提唱する行動経済学が、それまでの経済学派からの攻撃を受けながらも実証

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    2018年12月22日

    Posted by ブクログ

    2017年ノーベル経済学賞受賞者、リチャード・セイラーの自伝的行動経済学解説。心理学者リチャード・カーネマン、エイモス・トヴェルスキーとの出会いから、最新の行動経済学の成果まで、著者自身が切り開いてきた行動経済学約40年の歴史を辿る。

    すべての人間が合理的に、自分の利益を最大化するように行動すると

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    2018年05月12日

    Posted by ブクログ

    2017年にノーベル経済学賞を受賞した、著者による行動経済学を追い求める一代記です。エコンという常に合理的な判断を下すという前提の経済学ではなく、ヒューマンには失敗が付随するとして、より現実的な経済学を追い求めた著者の実体験を著しています。具体的な実験を重ねて、人の経済的行動を緻密に調べ上げた結果が

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    2018年03月29日

    Posted by ブクログ

    伝統的なミクロ経済学では、完全合理性、最適化、均衡が前提条件で演繹的な理論。数学や物理のような体系的な科学のように見えて、何か胡散臭い。一方、行動経済学は、その前提条件に疑いを持ち、ランダム比較実験や自然実験でまさに今のデータから結果検証しようとする。その対比、論争がすごく面白い。

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    2017年11月28日

    Posted by ブクログ

    ノーベル経済学賞を受賞した著者だが、ぐうたらな人間と自身を称しておられる。謙虚!
    行動経済学ってなんじゃらほい、と読み始めたが、我々の生活に密接した学問であるのだな。とてもわかりやすくおもしろかった。

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    2017年10月17日

    Posted by ブクログ

    従来の経済学は最強の社会科学らしいのだが,偽なる前提から始まる論理体型体系なので,何を言っても真なので,およそ科学とは言えない。このとんでもない経済学をまともな学問にしようとしている流れの一つが行動経済学。とんでもなく間違っている従来の経済学の理論の馬鹿さ加減が分かる。こんな人たちが政策に口出しして

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    2017年10月18日

    Posted by ブクログ

    行動経済学の本は分厚くても面白く読めるのが良い。この分野の本は割と読んでるので、新しく感銘を受けたとかは特になかったけど、あーそうだった、というのはあるので、定期的に触れていないと忘れるから、また読もう。

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    2022年08月11日

    Posted by ブクログ

    先ごろ、ノーベル経済学賞を受賞したリチャード・セイラーによる書。行動経済学の発展を、自身の研究半生を振り返る形でまとめられている。誰と会い、どこから着想を得、どう行動したか、研究者の人生が垣間見える。500ページ近い大著だが、ちょいちょい笑わせてくれ、読みやすい。これで2800円はお得。

    0
    2017年10月14日

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