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DVに憑かれた冷酷な夫から逃げ出したわたしが、職場で偶然知り合った既婚者の彼。その導きで始まった密会のたわむれは、わたしを絶望の淵から救った。甘い官能に溺れるふたつの魂は、秘密の部屋を抜け、やがて緑滴る中米の地を目指す。生命が躍動する新世界で、わたしが望んだのは、しかし、欲して止まない彼の死だった。悪魔的に美しく、愛と見まごうほどに純粋な感情の行方。
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Posted by ブクログ
DV夫から逃れてきた地で恋に落ちた相手は、妻子持ちの中年男。 愛する男の死を願う、それは男の魂を独り占め出来る気がするから? 究極のエゴイズムだと思えるそんな感情も、 「かわいそう」な立場から自分を救ってくれた相手への愛? 短かったけれど濃密な恋愛期間。 主人公は、最後の最後に、元同僚からの電話で、...続きを読む 「不倫?」と気づかされる。 自分たちのしてきたことは恋愛じゃなくて不倫? 読者は、最初からそんなことはわかっている。 ふと思ったことだけど、 恋愛≧不倫、恋愛≦不倫、どちらの不等号が正しいのだろう? もちろん、恋愛に正負はないのだろうが、 彼女たちの恋愛を不倫と言う一括りの言葉にしたくないような気がした。 おかしいなと思う場面もあった。 中年男の3週間の海外出張に、仕事を辞めてまで付いて行かれるの? 中年男は小さい子供がいるのに、1日置きに泊まりに来られるの? まぁ、これは、そういうことが出来る立場の人たちもいる、ということで。(苦笑) 「美しい心臓を持て。純粋な生を生きよ。 」 2人はこの深い言葉を、出張先の中米で知ることになるが、 小手鞠るいさんは、本当に外国の描写が素敵。 行った気分になれる文章だと思う。 離婚も成立し、中年男と別れる決心をし、 病床にある別れた男の「生」を願う主人公。 もう相手の「死」を願うことがない。 そこに「愛」はないから。 好き嫌い別れるテーマだと思うが、 私は、好き。(小手鞠るいさんだからかも?笑)
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