さよならさえ、嘘だというのなら

小田真紗美

颯大の高校に、美しい双子の兄妹が転校してきた。平和な田舎町ですぐに人気者になった兄の海斗と、頑なに心を閉ざした妹の凪子。颯大は偶然凪子の素顔を知り、惹かれていく。間もなく学校のウサギが殺され、さらにクラスの女子が何者かに襲われた。犯人にされそうになる凪子を颯大は必死に守ろうとするが…。悲しい運命に翻弄された、ふたりの切ない恋。その、予想外の結末は…？

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: 小説 / 国内小説
• 出版社: スターツ出版
• 掲載誌・レーベル: スターツ出版文庫
• ページ数: 272ページ
• 電子版発売日: 2016年07月15日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 1MB

[ブクログ · ★★★★★]

真紗美さんはやはりこういうの書かせたら上手いなぁ。むかしよりずっとブラッシュアップしていい作品になったという印象です。

秘密を抱えていたのはヒロインだけでないんですよね。
ぜひ大人になったかつての少女たちに読んでほしいです。

[ブクログ · ★★★★☆]

この頃漫画しか興味なかった私でも、すらすら読める面白いストーリーでした。
キャラを想像して読むのが楽しかったです！

[ブクログ · ★★★☆☆]

閉鎖的な田舎町に隠された、大きな秘密。平穏な日常が、美しい双子が転校してきたその時から、少しずつ少しずつ変化していく。残酷な背景や、ぞっとする描写。ある種のファンタジーですが、すこしの現実味も帯びていて、ページを捲る手がとまりませんでした。