刹那に似てせつなく 新装版

刹那に似てせつなく 新装版

660円 (税込)

3pt

4.4

並木響子は娘を死に追いやった男を殺す機会をついに得た。復讐を遂げ、放心状態で立ち尽くしていたとき、見知らぬ若い女・道田ユミに手を引かれ、その場から逃げ出すことに。数奇な過去を抱えた響子とユミ。ふたりの息つく間もない逃亡劇の終着点はいったいどこなのか――。著者の新境地を開拓した傑作クライム・ロマンが、新装版として生まれ変わる!

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刹那に似てせつなく 新装版 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年03月26日

    涙なしには読み進められない…どうしようもない現在を変えるためにどうしようもない奴に復讐して逃げる、そんな状況でもまだ信じられることもあるなんて。最後のシーンはやるせないけど、きっとこの方が良かったんだと、書かれていない未来を想像したいと思う。

    0

    Posted by ブクログ 2022年05月23日

    冒頭部から物語に没頭し、続きが気になってやめ時に悩む1冊でした。
    お互いの素性を知らないままの響子とユミに、読者として、観測者として「それはこういうことなんだよ!」と何度教えてあげたいと思ったことか…。
    最後の一文が印象的でした。この作家さんの他の本も読んでみたいと思いました。

    0

    Posted by ブクログ 2018年04月25日

    一気読みだった…。読みやすくもあるけど2人の女性が同じ境遇から逃亡する心境がわかりやすく先が気になる。しかし、鬼畜な男どもに、不倫のなりの果ては犠牲になるのはやはり子供なのか…読破後はなんとも言えない、「せつなさ」が残る本でやるせない。救われたのがユミの最後の一言に心打たれる。それだけが、救いだった...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年06月14日

    並木響子は、藤森産業の社長の御曹司である藤森祐介を殺害した。容姿を変え、名前を変えて藤森産業の清掃員として働き、約三年間ずっとこの機会を待っていた。娘の可菜を自殺に追いやった藤森にとうとう復讐を遂げた響子は、その場に呆然と立ち尽くしていた。もう捕まってもいいし、死刑になっても構わないと思っていた。可...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2016年09月20日

    二十年ほど前の小説を、
    大幅に加筆したものであるとのこと。

    犯罪に手を染めてしまった弱者の心理描写が絶妙。

    スマホ、SNSが物語のカギになっているため、
    再編前の本作も読んでみたい、と思った。

    0

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