埋蔵金発掘課長

埋蔵金発掘課長

957円 (税込)

4pt

それは愚策か、それとも起死回生の一手か?

早期退職し、故郷に帰ってきた元広告マン。午前中は、道の駅で働き、午後はのんびり海辺で過ごす生活を送っていた。ある日、市長の秘書をつとめる同級生が、市長直々のお願いがあるとやってくる。お願いとは、財政破綻目前の市のために、埋蔵金を発掘してほしい、というとんでもない依頼だった。日給に釣られ、半信半疑で着手することにした俺は、郷土史家を訪ね、小学校の裏山が怪しいという情報を得る。市の職員と二人で発掘をはじめたが、なにせ広大な土地だ。市に懇願して、人員を増やし、巫女の力を借り、なんと古銭の発掘に成功する。勢いに乗った発掘課は、やがて日照市の海軍工廠に眠るお宝の情報にたどりつく。彼らが発掘したお宝とは?
荒唐無稽、なのに感動の室積ワールドは今回も健在! 笑って泣ける最強エンタテインメント、いきなり文庫で登場!!

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埋蔵金発掘課長 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    室積作品の中では、比較的落ち着いたお話でした。
    が、やはりアイデアは突拍子のないものでした。
    埋蔵金発掘という派手に見える面の背後に
    郷土愛や人を育てる重要性のメッセージが見えました。
    海を観たくなりました。

    0
    2022年12月17日

    Posted by ブクログ

    フィクションなんだよね。凄い面白かった。
    室積さんは山口県出身の作家さんで、今回の舞台が室積さんの地元。
    私も知ってる場所があちこち出ていてわかりやすい。
    埋蔵金を探し求めるうちに、戦争の頃の歴史も紐解かれ、ハラハラドキドキしながらも、感慨深い気持ちになったり。
    最後にオチもあり、映画になったら凄く

    0
    2016年08月06日

    Posted by ブクログ

    東京の会社を早期退職して故郷の山口県に戻った主人公。実家に一人で住み幼なじみたちとのんびりと暮らしていたある日、市役所勤めの幼なじみから、地域活性のために埋蔵金を発掘してくれと頼まれる。市の財政が悪化して一山当てたいという市長の意向ということで、市役所の若手職員と地元の野球クラブの青年と発掘を始める

    0
    2020年05月19日

    Posted by ブクログ

    財政難対策として、市長の突拍子もない埋蔵金発掘の指示により、展開する作品です。ただ、それだけでなく、戦争の深い問題や、ちょっとしたオチもあり、とても楽しく読めます。

    0
    2017年01月29日

    Posted by ブクログ

    『史上最強の~』シリーズの室積さんの近作です。

    室積さんの作品と言えば、
    突飛な設定からのユーモア小説といぅ印象ですが、
    その実は、皮肉の効いた社会派の小説でもあって、

    本作品も、地方都市の財政問題に端を発しながら、
    最後は、埋蔵文化財と地域おこしにまとめていく、
    ありがちながらも、うまい構成、

    0
    2017年01月13日

    Posted by ブクログ

    地方都市が財政難から埋蔵金発掘に夢見るお話
    最初はいつもの感じの妄想設定を膨らませた話かと思ってたら、中盤あたりから化ける

    埋蔵金なんてそもそも郷土史に詳しくないと無理だよね~ とか思って読んでたら
    将に郷土の名士の話になってた

    一番心に残ったのが、最後の方で藤山新作がインタビューで語ったところ

    0
    2016年11月12日

    Posted by ブクログ

    面白かった~。
    突拍子もない設定で、一体どこに落ち着くのかと思っていたら、ものすごい高尚なテーマにたどり着いた。人間にとっての永遠のテーマかもしれないけど。
    もう一回読みたい。

    0
    2016年10月25日

    Posted by ブクログ

    父親の介護のために東京の仕事をやめ、山口県の日照市の実家に戻った筒井であったが、父親があっけなく亡くなってしまったため単調な毎日を過ごしていた。そんな折、同級生が秘書課をやっているという縁で、市長に声をかけられ、埋蔵金発掘課に抜擢される。市職員で役立たずの伊藤と、地元の社会人野球のピッチャーでリスト

    0
    2023年09月16日

    Posted by ブクログ

    ストーリーの途中からリアルになった気がします。
    もっとハチャメチャだと思ってました。
    中途半端に自分は感じましたね。
    最後までハチャメチャでいて欲しかった。

    0
    2020年05月31日

    Posted by ブクログ



    広告会社を早期退職し、帰郷した主人公の元に、市長の秘書をつとめる同級生がやってきた。市長からの密命で、市の財政破綻を救うために、埋蔵金を発掘してほしいという。
    エンタテインメントものではあるが、そこは室積氏らしい作品に仕上がっている。

    戦時中の10代の子の写真を見ると、幼くして既に達観したよう

    0
    2018年12月02日

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