赤ちゃんと脳科学

赤ちゃんと脳科学

693円 (税込)

3pt

極端な育児観をもつ親が増えている。赤ちゃんが集中しているからと1日7時間もテレビを見せる、手当たりしだいに育児教室に通わせる、赤ちゃんが思いどおりにならないからと自信喪失する。これらの行き過ぎた現象の背景には、20世紀的な右肩上がりの成長、発達観があるのではないか。「子どもの成功」にこだわりすぎることで、子どもからの自然な成長のメッセージを無視しているのではないか。本書では、脳科学、発達行動学を専門とする小児科医が、親を駆りたてる早期教育、臨界期等の“科学的根拠”をもう一度科学的に検証しなおすことで、「普通の育児」こそが今まさに重要であると説く。新しい「赤ちゃん学」の誕生である。【目次】序章 悩める母親の育児事情/第1章 誤解を生んだ「科学的根拠」/第2章 胎児の能力の不思議/第3章 生後二ヶ月革命/第4章 神経ダーウィニズムと子育て/第5章 テレビと育児/第6章 育児の目的と目標/第7章 子どもの発達を幅広く「見る」/あとがき/参考文献・引用出典

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赤ちゃんと脳科学 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年11月20日

    結局のところ親も子も楽しんで、生きて行く。というシンプルな事が1番大切。
    「脳科学」と一見難しそうな響きやけど、そうや。結局はシンプルな事なんや。って平らにしてもらえる1冊。
    いくつかビビッとくる文章があったけど、子どもは「授かる」もので「作られる」ものではないっていうところは響いた。つい子沢山で当...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年10月24日

    人間の赤ちゃんの、胎内での成長、乳児期の成長を知ることは、何か人類の発生から現在に至る進化をより深く想像させる材料になるのではないかと思って手に取ってみた。
    赤ちゃんは予め埋め込まれた人類の成長スペック(遺伝子情報)に基づいて受精卵から細胞分裂を繰り返し、目的地たる人間の姿に近づいていくのだが、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年08月23日

    科学的な見解で赤ちゃんの脳の発達と子育てについてわかりやすく書かれています。
    他にも子育て本を読んだけど、一貫してるのは、子供の発達過程を理解して、親が子供の成長を楽しむ。逆に、発達過程を知らないと、成長を喜べなくて、ちょっと損する!そして、一緒になって、本気で子どもと遊ぶ。与えて終わりではなく、与...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年01月23日

    積読していてようやく読んだ。2003年初版だから少し古くなっている部分もあるのだろうが、概ね共感。子ども授かったらまた読もうかな〜。

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    Posted by ブクログ 2018年10月10日

    興味を持ったら何でもとことん調べてしまう癖で本書を手に。まさに我が子は「生後二ヶ月革命」の真っ最中とのことで、どおりで毎日の成長が面白すぎるわけか。
    読書MEMO
    ■子育ての誤解
    ・誤解や勘違いを埋めながら、親子の絆を作り上げていく作業が子育て。
    ・親の自信喪失が子どもへの過度な期待や不安となって表...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年04月09日

    何となくイメージ的にテレビを見せないようにしてたけど、これを読んで納得。受身になって自発的な発語が遅れる可能性がありそうですね。なら大手を振って、今の方針でいけます。それに限らず、おもちゃを使っていかに一緒に遊ぶかとか、考えすぎてもいけないけど、放任もダメっていう、まあ当たり前のことを再認識できまし...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年02月10日

    育児・教育について過剰量の情報が氾濫しているけど、科学的な根拠はほとんどわかっていないことがわかった。裏付けのない情報に惑わされて、親から様々な刺激を与えるのではなく、まずは赤ちゃんの自発的な発達を注意深く観察することが大切。子供は「育てる」ばかりでなく「育つ」ということ。

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    Posted by ブクログ 2011年10月01日

    乳幼児の発達に関する話。
    この方は、大量の情報を鵜呑みにして、子供へ詰め込むことを対して警鐘をならしている。
    世の親となる人たちは、子供のサインをきちんと読み取るために、しっかり観察してほしい。

    天才よりも幸せな人になったほうがいいよね?

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    Posted by ブクログ 2014年10月26日

    [ 内容 ]
    極端な育児観をもつ親が増えている。
    赤ちゃんが集中しているからと一日七時間もテレビを見せる、手当たりしだいに育児教室に通わせる、赤ちゃんが思いどおりにならないからと自信喪失する。
    これらの行き過ぎた現象の背景には、二〇世紀的な右肩上がりの成長、発達観があるのではないか。
    「子どもの成功...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年11月30日

    読みやすかった。作者は知的障害についても造形があり、発達について示唆の富む言葉を見つけることが出来る。

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