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生れた街、KOOCHI市の紀行を、幼い頃の記憶の断片と重ね合せながら幻想的に綴った表題作。“亜依子”から“麻依子”へ、“麻依子”から“ミーコ”へと変貌する多重人格の女性がひき起す不可解な行動の渦を描く『亜依子たち』。一組の男女の会話を通して、作家とおぼしき女性の模糊とした像を浮びあがらせる『迷宮』。ほかに『解体』『マゾヒストM氏の肖像』など、全12編を収める。
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Posted by ブクログ
この本の解説が、先日読んだ 中井英夫『ハネギウス一世の生活と意見』に収録されていたので、 そう言えば未読だったなぁ……ということで 絶版につき古本を購入。 1963~1971年に文芸誌に掲載された短編を集めたもの。 現代の人権意識その他の良識的感覚からすると 眉を顰めたくなる表現も散見され、少し呆れ...続きを読むたが、 作者はただ、自分にとってわからないものをわからない、 おぞましいものをおぞましいと率直に述べただけなのだろう。 最も衝撃的かつ面白かったのは「マゾヒストM氏の肖像」。 谷崎潤一郎×江戸川乱歩とでも言ったらいいか、 奇妙な人物にしばし日常を掻き回される女流作家の、 それでも冷徹な慧眼が小気味よい。 中井英夫も解説で 「さりげない旨さを持った探偵小説の味」(p.373)と 評しているが、 「M氏」には実在のモデルが存在したとかしないとか? 読んでいて、二人の作家の名が頭を掠めたけれど、 作者も解説者も亡き後、真相は藪の中……かな(笑)。
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