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Posted by ブクログ 2022年03月05日
駿河湾の一番奥の富士川の河口から四国の足摺岬の沖まで伸びる南海トラフ。ここは歴史的に何度も巨大地震を引き起こしてきた場所である。南海トラフ地震はフィリピン海プレートが日本列島の下に北西向きに沈み込んでいることが原因である。
近世では3回もの地震が発生しており、中でも1707年の宝永地震は最大の南...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年02月11日
日本地震学第一人者の1人である著者が、南海トラフ地震について、詳細に解説する一冊。
第一章・第二章は、まだ記憶に新しい東日本大震災を地震学的に解説し、それと南海トラフ地震がどう違うかを説明することで、南海トラフ地震についての理解を深める。
第三章・第四章は、過去の南海トラフ地震をはじめとする過去...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年05月07日
■震源の大きさとマグニチュードのとの関係
・M5:3km×3km,ずれ15cm
・M6:10km×10km,ずれ50cm
・M7:30km×30km,ずれ1.5m
・M8:100km×100km,ずれ5m
・M9(東北地方太平洋沖地震):東西200km×南北500km,ずれ最大50m
■マグニチュー...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年04月21日
南海トラフってそもそもなに?とか、駿河トラフや琉球トラフとの関係とか、基礎的なところで勉強になるところが大きかった。また、三陸沖と異なり「普段は落ち着いていて大地震だけおこる」とか「津波が早くくるので逃げる時間がない」とかいったことも有用。湾奥にあたる名古屋や濃尾平野は、津波の高さは大きくないが、地...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年01月23日
いつかは発生する大型地震。
現代の科学ではいつ起こるか、どのくらいの規模の被害が出るか、など予想がつかない。
あまりにも大きな危機であるため、普段の生活では、そのリスクを考慮外にしてしまうことが多い。
そこで本書を読むことで、改めて自分ごととしてリスクを認識することができた。
リスクは都市、住居地に...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年06月19日
1 地震本には、飽きたという人にも読んで欲しい一冊です。著者の山岡氏は、地震や火山現象研究の第一人者です。私が、本書を良いと思ったのは、“地震の仕組み・構造等は勿論、私達の行動基準を分かりやすく説明”している点です。大学教授の本の多くは、他文献の引用や一般人には理解困難な理屈論を書いています。それ...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年10月31日
南海トラフ地震のメカニズム、今後の発生確率の根拠、誘発される断層型地震、被害想定が丁寧にまとめられていて読みやすい。
南海トラフ沿いの深さ40km以上の場所は温度が300℃以上で、ずれの速さが大きくなっても摩擦力が小さくならないため、境界面は常に一定の速度でずれ動いている。地震を発生させる温度の低...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年04月21日
地震本部が行った計算によると、今後30年間における南海トラフの地震の発生確率は3パーセント程度。2015年は、昭和の地震から70年しか経過していないので、次の地震までの平均間隔の半分にも達しておらず、このような低い確率となる。ただし南海トラフにおける地震発生については古い時期ほど発生間隔が長い傾向に...続きを読む
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