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人口高齢化が加速するなかで、ニッチだった中高年市場が消費の中心に躍り出ています。すでに大人の2人に1人は50代以上、40代も加えると10人に8人となり、一大ボリューム層です。急変貌を遂げるエルダー市場を、博報堂の第一人者が徹底解剖!
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Posted by ブクログ
自分の親も自分も自分たちがシニアと思ってないのに、いざ仕事とかでマーケティングに関わるとこの層を従来のイメージでグルーピングしてしまう。隠居しない新しい大人文化を作れると思うと、逆にワクワクしてきた
マーケティングアプローチについて書かれたものとしては、最近読んだ中では、「マーケティングの嘘」がよかったのだが、本書も、いわゆる昔ながらの高齢者像ではターゲット像を読み誤るという点では一致している。 以下、引用。 「食品に関して、この15年間『減塩』対応の新製品が各社から続々と発売されたが、思うよう...続きを読むに売れなかった。実はシニアは『減塩』は求めているのだが、その前に求めているのは『おいしさ』なのである。『おいしい』食品に魅力を感じて、その上に『減塩』になれば買おう、となる。」 「…シニアと呼ばれても、50代の9割は自分のことだと思わず、60代の9割もそう呼ばれたいとは思わない。では何と呼べばいいのか。…結局、高齢を意味する言葉では呼ばれたくないという意識があるために、どう呼んでも適切な呼び方にはならない。 そのなかで唯一使える言葉が『大人』である。」 「しばしば、モノ消費からコト消費への移行が言われる。… さらに重要なことがある。現在の50+世代においては、モノにせよ、コトにせよ、「モノ+情報」「コト+情報」を消費しているということだ。…消費者は話題性や周辺情報と一緒にモノやコトに接しているということである。」 「…企業は機会損失をしている可能性もある。まさに『新しい大人消費』を彼ら彼女たちが始めているので、それを後押しし、『新しい大人のライフスタイル』を提案するような広告展開をすれば、積極的に動いてくれる可能性が高く、口コミで増幅される可能性もある。」
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シニアマーケティングはなぜうまくいかないのか--新しい大人消費が日本を動かす
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阪本節郎
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