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今や日本の食文化と言っていい駅弁。全国各地で駅弁大会が開かれテレビや雑誌の特集も花盛り。しかし、その一方で、駅弁屋さんは年々減る一方で、実は冬の時代といえます。しかし、そんな状況で勝ち抜く企業の取り組みには、ビジネス全般で役立つヒントが盛りだくさん。駅弁ファンだけでなく、一般のビジネスマンにも勉強になる一冊。
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Posted by ブクログ
ホームや駅舎内で売ること、売れ残りは即ロスになること、生ものは基本入れられないこと、など厳しい条件下で販売合戦を繰り広げる「駅弁」。それぞれの名物駅弁はどのように企画され、厳しい競争を勝ち抜いたのか? 例えば、横浜駅のシウマイ弁当は、東京から1時間足らず、という地理的なハンディキャップの中で生...続きを読むまれました。上りなら「あと1時間がまんして東京でご飯を食べよう」下りなら「東京駅で弁当を買って行こう」となるところ、地元中華街の象徴的な食品であるシウマイをメイン食材に選び、冷めてもおいしいごはんを開発し、ならではの味を実現したそうです。 ビジネスのヒント、駅弁に結晶していると思います。 それぞれの駅弁に、「コンセプト」「マーケティング」そして「物語」があります。
路線の廃止、高速道路による鉄道の衰退、駅弁事業者の数は1956年(昭和31年)がピーク。厳しい経営状況化の駅弁業界。でも、売り場は無くなる一方だが、百貨店に進出、通販も。そもそも、駅弁こそが元祖・ご当地グルメ、歴史と文化というストーリーを提供。食品であり商品である駅弁の商品開発と販売戦略を紹介した...続きを読む本。堀内重人「ビジネスのヒントは駅弁に詰まっている」、2016.1発行。
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