深く「読む」技術 ――思考を鍛える文章教室

深く「読む」技術 ――思考を鍛える文章教室

1,045円 (税込)

5pt

3.2

受験技術をみがけば、大学には受かる。でも「点が取れる」ことと「読める」ことは、実はまったく別。設問から眺め、問題文の型を見抜いて効率的に解答すれば点は上がるが、「読む力」「考える力」は培えない。しかし社会に出れば、「判断と根拠をきちんと展開した文章が書けない」「自分の意見が好き/きらいしか言えない」「そもそも文章が読めていない」現実に突き当たる。ではどうすれば「読む力」がつくのか? 読んでほんとうに理解したうえで自分の思考を紡いでいくにはどんな訓練をすればいいのか? 読み込む技術、考える力・書く力を鍛え、問題解決力をつけるための徹底講座。

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深く「読む」技術 ――思考を鍛える文章教室 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    本書を読んだことで本を読むたのしさが広がった。

    深く読むには目の前にある文章を読んでいるだけではダメで、「なぜ著者がこの文章を書いているのか」「なぜこの主張をするのか」「なぜこの表現をするのか」を考えなければならない。
    文章を書くことが機を織る、絹を紡ぐ作業に例えられるなら、文章を読むことはそれら

    0
    2015年03月22日

    Posted by ブクログ

    これはいわゆる理系のよみものではないなあ、とまず思いました。
    とっつきが悪い本であり、深く読むための技術書ではありません。

    ある文を深く読むためには、その前後の言葉を含めて、勘案をして類推をするといった言葉が頭に浮かんできました。
    補講を含めて各講の順序もロジカルといったものはまずなく、情緒的とい

    0
    2022年11月29日

    Posted by ブクログ

    これを読んで「文章」を考えると枝葉のように広がって、もうわっさわさ。
    難しい箇所も多かったけれど、引用文が多方面にわたっていたので読みきれた感じ。引用文が自分の興味に近いと、考察部分もスムーズに。内容とは異なるかもしれないが、自分の好む文章がなぜ好ましいのか、にも出会えたような。

    0
    2020年05月15日

    Posted by ブクログ

    文章の字義的な意味とその奥にあるものを深く追求することで、みずからの内にある既存の理解の枠組みを揺さぶるような読書の仕方を、実際に著者とともに文章について考えていくことで読者が体得することを狙った本です。

    内田樹の『下流志向』や竹内敏晴の『ことばが劈かれるとき』、色川大吉『近代国家の出発』、須賀敦

    0
    2017年07月11日

    Posted by ブクログ

    網野善彦が経験した「百姓」という語句に関わるコミュニケーショントラブル、内田樹が読者を知らず知らず引きこむ巧みなテクニックを題材にした最初のほうは面白かったが、途中から文芸評論に変わっていくのが、ちょっと・・・。

    0
    2018年10月14日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     いまいちだった。大学の講義を文章に起こしただけのような気がした。授業としてこういう授業を受けたら面白いような気はするが、文庫としては面白くなかった。

     具体的な文章の解説ばっかりで、抽象論があまりないようにかんじ、結局何が言いたいのかがよくわからなかった。


     ただ、筆者の一つの文章を深く読む

    0
    2013年01月13日

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