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終戦直後の混乱期。若槻礼次郎以来の天才と称された東大生・山崎晃嗣は、ヤミ金融会社「光クラブ」を設立し時代の寵児となるが、わずか27歳で服毒自殺する。後に三島由紀夫、高木彬光らが小説のモデルとし、アプレゲールの典型といわれた山崎は、なぜ死ななければならなかったのか。昭和史研究の第一人者が徹底取材し、その死後60年にして明らかにした山崎の真実の姿とは。戦後金融犯罪の謎に迫る。
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Posted by ブクログ 2011年08月19日
山崎正嗣が(意識的にか無意識にか)何物かに怒りを感じていたことは読み取れたけれど、そこから貸し金屋を選んだのかは謎だったかな。巷間流れる山崎正嗣像は一面しか押さえてないというのは確かなようだ。
Posted by ブクログ 2011年08月06日
たぶん半村良だったと思うけど、小説の中に光クラブのことが出てきて、それ以来ずっと気になっていた。東大生、高利貸し、自殺と聞くと、世の中をなめた若造の挫折とか単純に連想してしまうけど、その前に「戦争」があったんですね。戦前の日本で、名士の家に生まれた男の子が一生懸命勉強して志望の学校に入ったと思ったら...続きを読む学徒動員。そして戦後のごたごた。若者にこんな経験をさせる世の中はあってはいけないよ。
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眞説 光クラブ事件 戦後金融犯罪の真実と闇
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