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十九世紀末、パリ。華やかなオペラ座の舞台裏では奇怪な事件が続発していた。首吊り死体、シャンデリアの落下。そして、その闇に跳梁する人影……。「オペラ座の怪人」と噂されるこの妖しい男は一体何者なのか? オペラ座の歌姫クリスティーヌに恋をしたために、ラウルは、この怪異に巻き込まれる。そして、その運命の夜、歌姫とラウルは、まるで導かれるように、恐ろしい事件に飲み込まれてゆく。オペラ座の地下で、闇を支配する怪人と対峙したラウルが目にした、想像を絶する光景とは? そして怪人と歌姫の真実とは? 不朽の名作『オペラ座の怪人』の新訳決定版、ついに刊行!
...続きを読むPosted by ブクログ 2021年03月30日
「怪人」とラウル子爵、歌姫クリスティーヌの三角関係がベースの小説です。
タイトルの通りオペラ座が舞台で、「怪人」の台詞はどこか芝居がかったものが多く、読み応えがあります。
三点リーダが多用されているので、そこは好き嫌いが別れるかもしれないです。しかし、こちらまで胸が焦がれるような面白さがあるので、ぜ...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年08月17日
一気に読んでしまいました。。。。。
この前観たDVDで、ファントムの事をもっと知りたくて読んだわけですが、この1冊からあの映画が出来たと思うと、鳥肌ものです。。。
映画の1つ1つのシーンにも意味があることがわかって驚きました。
パリのオペラ座に行くなら、ガイドBookではなく絶対にこの本を...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年04月03日
ミュージカルでお馴染み。
ある新聞記者が、オペラ座にまつわる怪奇現象と、それに関わった人々の数奇な運命を調査し、真実を明らかにしていく形式をとっている。
壮大な推理物として読むこともできるが、怪人とクリスティーヌ、ラウルの悲恋として読むこともできる、まさに怪奇ロマン。
恋愛は心の投げ合い。取り損ねれ...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年11月23日
今までなんとなくストーリーは知っていたけれど、改めて読むと…「こんなに面白かったのか!」と感嘆。
謎が投げ掛けられ、徐々に解かれていくストーリー。テンポよく読めます。うわ、オペラ座いきたい(笑)
「きっと私も誰かに愛されれば、優しくなれるのだ!」と叫ぶエリック…
エリックの苦しみ…醜さゆえに、...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年07月19日
本日(2010.12.17)、映画「オペラ座の怪人」(2004年)がTVで放映されるらしい。例のミュージカル翻案と同じ(ほぼ)映画、劇団四季による全面吹き替え、らしい。映画のほうは実はDVDを持っていて、かなり何度も再生鑑賞した。劇団四季の舞台も、ご縁があって最初の頃の公演を一度劇場で鑑賞した。A・...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年12月01日
ミュージカルを観てきたので、原作を読みたくなったために購入。
翻訳本でもあるし淡々と物語が進んでいくが、終盤に進むにつれてその淡々とした文章だからこそ切迫感が現れてくるのがかなり印象的だった。
作中のトリックなど不可解なところはまだあるので、一回読んだだけでは理解できそうになかったが、読み返す価値は...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年11月04日
ブロードウェイの思い出に読み始めた一冊。映画、演劇とは違い小説ではストーリーの全体像を知ることができる上、怪人の描かれ方が異なる点も興味深い。何より、小説ではエリックという名前がついている。怪人のグロテスクさと悲しさを描くことができるのが小説というメディアの強みなのだけど、クリスティーヌの心の揺らぎ...続きを読む
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